大阪西成あいりん地区のシェルターに避難して早くも9日目。
wikiとかで釜ヶ崎の歴史を紐解いてみましたけれど…
「百聞は一見にしかず」とはこの事。
当たり前だけれど実際に体験、体感する事ほど大切なものはないと実感しました。
昨夜はメーデー前夜祭にお邪魔して炊き出しのカレーを戴きながら映像と画像で、ほんの少しだけ歴史のリアルに触れる事が出来ました。
そうして今日は今朝から雨の降る中ですが「メーデー」のデモに参加させて戴きました。
将棋公園からあいりん地区をシュプレヒコールと共に練り歩き三角公園へ。
朝食を戴き、バスに乗り込んでからが本番!
大阪市役所へ向かい庁舎前でのシュプレヒコールの後に要望書を提出。
僕は外の人間だから余計に感じたのかもしれないけれど何となく「壁」と言うか「拒否反応」みたいな感じが気になった。
次いで大阪府庁へ向かいました。
府庁の労働環境関係部署の参事の方を筆頭に三名が傘もささずに庁舎前で待ってました。
大枠6項目ある要望書を聞き、終わりには1項目ずつザックリとは言え答えを出してくれました。
この差は何だろう…
コレは政治に携わる人の常套手段のポーズなのか?
単刀直入に参事の方に失礼を承知で聞いてみました。
「僕は外から来た者ですが、事情がありシェルターでお世話になってます、釜ヶ崎は温かい街だと思ってます…この要望書は知事に本当に届くのでしょうか?」
参事の方は私の目を見てしっかりと、ハッキリと「知事にも届けます。」とおっしゃってくれました!
すると釜ヶ崎メーデーの関係者の方が…
「市役所と違うやろ?府庁は関係各所が云々言わないんだよ」とも言ってくれました。
僕一人参加した所で何かが変わる事は無いとしても、メーデーに参加した事によって釜ヶ崎をもっと好きになりました。
長い長い闘争と、沢山の血が流れ、沢山の命が築き上げた今をもっと良くして欲しいと思いました。
釜ヶ崎解放の幟。
大阪府庁、言わば本丸です。
大阪城の目の前です。