名古屋は栄にて財布等々入ったバッグを紛失し、ヒッチハイクで大阪に向かおうとするも撃沈してる中…

元ハッチハッカーのお兄さんの御厚意に助けられて、大阪に緊急避難。

寝床もお金も無い状態で救いを求めた西成。

ネット上での噂や話に戦々恐々としながらも今日で早くも5日目。

さて、今日はどんな事があったのか…


あいりん地区のシェルターに避難させて貰って5日目。

少しずつ勝手が判ってきて、アチコチ散策する余裕も出てきました(お金は何も無いけど…)。

ここ西成は道路一本、線路一本挟んだだけで別の世界になります。

忖度無しで書きますが、道路一本向こうは恵比須町(新世界)だったり、南海本線越えたらベッドタウンだったりする場所です。

少し悪い書き方しますが、線一本越えるだけで世界が変わるんです。

毎日必死に働いてる人達、生活基盤がしっかりしてる人達が歩いてたり、外国人観光客が家族で写真撮りながら楽しんでたりしてる世界。


一方で日々を必死に生きてる人達が暮らす街。

アチコチから時折聴こえる怒号やアルコール中毒でフラフラしてる人、酔っ払って道路で寝てる人…

どちらが正しいとか間違ってるとかでは無いんですね。

生活保護を貰いながら、日々を暮らしてる。

日雇いの仕事をしながら、日々を生きている。

皆んな生きるのに必死なのに。

皆んな生きるのに大変なのに。

炊き出しの情報が有れば教えてくれる。

タバコが無ければ分けてくれる。

西成の今昔を話してくれる。

本当に人情に溢れる街。

訳ありの人、元悪い事した人、事情が有ってホームレスになった人…色んな人達が助け合いながら生きてる街が西成です。


生きるのに辛くなったり、困ったらしたら西成に来れば良い。

但し、自己責任ですけどね。


今朝方も三角公園で顔見知りになったオッチャンと話してたら、また1人オッチャンと顔見知りになりました。

今日は教会の炊き出しの日だったらしく、オッチャンと話してたら「お兄ちゃんタバコ持っていき」と言って3本分けてくれましたが「申し訳無いから一本で…」と言うと…

「タバコ吸えへんかったら辛いもんな、俺もタバコ無い時キッツイの知っとるから、遠慮せんと持ってき」

と3本分けてくれました。

炊き出しの順番もオッチャンが先なのに、自分を前に出してくれたりと本当に助けられてます。


確かに治安が悪いとかあるけどね。

それ以上に自分達が忘れてる「人に優しく」「助け合い」って気持ちを間違いなく思い出させてくれる素敵な街。


それが、ここ西成あいりん地区です。