相続税 非課税制度の見直し | 松岡不動産鑑定士のブログ

相続税 非課税制度の見直し

今回の税制改正における相続税の増税で,基礎控除額の引き下げに加えて,死亡保険金の非課税制度も見直されます。これまでは,500万円に法定相続人の数を掛けた金額までの死亡保険金には相続税がかかりませんでしたが,4月以降は,法定相続人のうち,未成年者,障害者,相続される人と生計をともにしていた人だけが対象になります。


資産家の方は,法定相続人の数×500万円の死亡保険に一時払いで入り,相続財産を減らすことで相続税に節税対策になったのですが,これからは使えなくなるということです。


いずれ相続に直面する我々だけでなく,生命保険業界にとっても痛い制度改正になりそうです。