27番目の名前 +序章+
それは、ある旅の途中の話…
ある青年が木の前を通り過ぎようとした時だった。
木の根元に小さな少年が座っていた。
青年は不思議に思い、少年に声をかけた。
『少年…ここで何をしている。』
虚ろな目をした少年は、ゆっくりと顔を上げて青年を見上げた。
『…お兄さん誰?』
『…んあぁ?俺か?俺は…阿修羅だ』
『アシュラ…?』
『そ。阿修羅だ。ところで…少年よ。お前はここで何をしている。』
『…解んない。』
『は?解んないだと?』
少年はゆっくりと頷き、再び青年を見上げた。
『うん。解んない。…それより、さ…阿修羅。名前を頂戴?』
『名前?何で名前なんかを……もしかしてお前…名前が無いのか?』
『うん。だから名前を頂戴』
『…理由は知らないが、まぁ可哀想だから名前を付けてやんよ。』
『有り難う…阿修羅。』
少年は笑顔で阿修羅にお礼を言った。
『んーそうだな…名前は…レイヴァンス…
―レイヴァンス・バレル―
ってのはどうだ?…とは言ってもこれは古い友人の名前だったがな…』
『―…レイヴァンス…良いね。気に入ったよ。』
『だろ?…そうだ!俺は、これからと東に行くが、一緒に来るか?レイヴ…いやレイル』
青年…阿修羅はレイルに手を差し延べた。
『うん!』
そして少年…レイルは、差し延べられた手を掴んだ。
27番目の名前
先程まで、名も無き少年が座っていた木の根元には、もう誰もいない。
有るのは…小さな小さな名も無き花。
あい今日は序章をupしやした
今日はイラストはありやせんご了承下させぇ
でわ今日はこれにて失礼するなり←