迷走日記 7/27 | りあるつのブログ

迷走日記 7/27

なんだかんだもう七月も終わりです。
早いッスよねぇ(^^;

さすがに開店して一ヶ月以上経ちますと、
オペレーションも研ぎ澄まされてきて、
動作が俊敏になってきます。得てして
そんなときに事故が起こるモノです。

数日前、朝イチのオーダーは冷やし中華
と、味噌ラーメンでした。冷やしは同じ麺を
使いますが、冷水で締める関係で一分以上
長く茹でる必要があります。盛りつけも時間が
掛かるため、オーダー消化のセオリー、時間
が掛かるモノをまずやっつけろ。に従って
冷やチューの麺を先に茹でました。
ゆであがったら冷水で締めます。札幌時代
は、水道水が夏でも充分に冷たかったので
必要ありませんでしたが、東京の水道は暑い
日が続くとぬるま湯の様なので、とびねこでは
仕上げに氷水でキッチリ締め上げております。
その時にゆで麺用のテボ(取っ手のついたザル)
を使います。とびねこのゆで麺器は一度に四つ
のテボを使うだけのキャパがありますが、常時
一つが冷麺仕上げ用に出払った状態なわけで
あります。で、快調に冷やチューの盛りつけも
終え後は胡麻を散らして辛子をつければ完成
という段で味噌ラーメン用の麺をゆで麺器に
投入しました(すでに抜かりなく味噌用スープも
完成済みでした)正面を向いた状態から、クルッと
上半身だけ振り向いてカッチョ良く麺を投入した
ワケです。(ちょっと自分の調理動作に酔っていた
かもしれません(照))我が手を離れて、空中を意
志を持ったかのように飛んでいく麺の行く先には
テボがありませんでした_ノ乙(、ン、)_
ヒト玉分が丸々麺茹で器の藻くずと化しました。
脳内で「のぉっ!」と叫んだのは言うまでもあり
ません。

当社の麺茹で器は釜が複雑な形状をしており、
ガス火の熱量をなるべく漏らさず釜に伝達できる
様になっています。また、丁度それぞれのテボの
真下から沸騰したお湯が吹き上げる様になって
いて、いたずらに麺をかき混ぜなくとも、ゆであがり
がイイ感じになるように設計されて居るんです。
ところがヒト玉という大量の麺が入ってしまった
ゆで麺器。わき上がるお湯の通路が塞がった
らしく、左下のテボ位置のみものすごく吹き
上がるようになってしまい、店主の左手は火傷
だらけに(ーー; ものすごいせっかちな性格な
ので一度時間を取って禅寺で座禅でも組んでこ
ようかと思っています(嘘)