最近、ある知人が自宅を担保に不動産投資をしようかどうか考えていると聞かされました。

 

他人の投資判断なので、私は口をはさみません。

 

でも、私は自宅を担保に不動産投資はしません。

 

かねがね言っているように、私は自宅は賃貸派なので、自宅不動産は持っていません。一方で、実家不動産は、相続により私の土地になっており、実家もその土地の上に建っています。

 

たくさんの投資をしていますが、私は実家物件の土地は担保にしていません。

 

資産の有効活用という点ではもったいないというのはわかりますが、まだ、父母が住んでいますので、取り上げられでもしたら父母を悲しませるので、まっさらな土地にしてあります。

 

それに、私の先祖が苦労して手に入れた土地です。手放すようなことがあったらご先祖様に申し訳ない。我が一族の歴史を示し、ご先祖様とのつながりがある土地ですから、私の代でなくすわけにはいかないのです。

 

合理性を重んじる私ですが、こうした家主義的で土俗的な考えは受け継いでいるのです。

 

さて、知人の話。今は不動産投資にとってあまりいい時期ではありません。不動産価格は高騰していて、融資が絞られ始めています。まさにバブルの終焉期のようです。このタイミングで自宅を担保に入れてまで買うような物件はそうないでしょう。悲しいことにならないと良いのですが。

 

かく言う私は、間もなくRC1棟物を決済です。表面利回り10%、たぶんフルローンに近い満額融資です。これでも、このバブル終焉期に買うべきかどうか迷う次第ですし、5物件見に行って、2物件買う気になって、結局買い付けは1物件だけに絞りました。

 

別の機会で、メガバンクとかで融資を引こうと思ったときに、購入不動産の担保かけ値が低いので、他の物件を共同担保にと言われ、一瞬きれいにな実家を担保提供しようか迷ったことがありました。しかし、このときもやめたのです。

 

自宅や実家を失うことになったら、一族の恥です。だから、私にはできません。そもそも、不動産投資は守りの投資だと私は考えます。無理するような投資ではないし、すべてを失うような価値があるとは思えません。

 

保守的に、守りで行くので、毎年1棟か2棟(戸建てなら数棟)程度の、ゆっくりとした増やし方なのですね。で、投資して15年。数えにくいのですが、14棟?15棟?180戸くらいになりますね。借地が8件。戸建てが入っているので、戸建てを抜いて何棟という言い方になるのですが、戸建てが入ってきたので数えるのが面倒になりました。

 

ゆっくりやっても長くやっていれば増えていくものです。

 

さてさて、こづかいレベルで買っている仮想通貨も、伸び率はだいぶ落ち着いています。しかし、ここ数日、ビットコインだけ暴騰しています。ま、チューリップ第2段階にはいるのか、どうか、、、

 

来週は事情で香港に行ってきます。ドル安に動いているのでうれしいです。一方、金が高騰しています。

 

前にも書きましたが、購入時は安くあってほしい。高くなっていくのは全然うれしくない。

 

だから、値段が上がっているからという理由で買うのはばかばかしいと思うのですが、上がっていくなら安い段階で買いたい。まったくアンビバレントで、ダブルバインド。だから、心理的にも簡単じゃないのですかね。