世界で最も売れたジョン・レノンのソロアルバムは? | リアルパワーストーン by 風水師・西山貴琉

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昨年、ビートルズ最後の新曲と騒がれた

「ナウ・アンド・ゼン」が半世紀ぶりの

全英1位となったことから、メインで歌

っているジョン・レノンの「ソロ代表曲

トップ10ヒット」動画をここで紹介し、

「続きは次回に…」と書いておきながら

1ヶ月以上も経ってしまいました…!


もちろん、忘れていたわけではなく、気

になっていたのですが…そんなわけで、

今回はやっと下記のリンク記事の続きを

やりたいと思います。↓

ジョン・レノンはソロ(ヨーコとの共作

やプラスティック・オノ・バンド名義を

含む)キャリアにおいて、100万枚以上

売れたミリオンヒット曲が5曲あること

を上記のリンク記事↑で書きましたが、

実はアルバムセールスにおいても全米で

100万枚以上のプラチナディスクを獲得

しているのは、5枚だけです。


その5枚以外に、全米1位となったアル

バム『心の壁、愛の橋』(1974年)も

ありますが、確実に世界で100万枚以上

売れているという資料がなく、あくまで

以下は確実な売上げ枚数のみによる順位

となります。


意外だったのは、売上げ上位5枚のうち、

編集ベスト盤が3枚も占めていることで、

通常のスタジオレコーディングアルバム

でトップ5に入っているのは『イマジン』

(1971年)と『ダブル・ファンタジー』

(1980年)のみです。



ジョン・レノンの最も有名なソロ作品=

『イマジン』は週間チャートで初の全米

1位、全英でも1位となったアルバムで、

全米だけで200万枚のセールスを記録し

ていますが、英米以外の国の資料がない

ため、暫定4位としておきます。


ご存知のように、このアルバムは表題曲

をはじめ名曲ぞろいで全部は紹介しきれ

ませんが、実はビートルズ時代に作られ

未完成に終わっていた曲もいくつか取り

上げられています。


例えば、アルバム2曲目の「クリップル

ド・インサイド」は「Black dog」とい

うタイトルで、名曲「ジェラス・ガイ」

も「Nature of children」という異なる

歌詞の未発売テイクが残っています。


特に後者は歌詞を替え、ニッキー・ホプ

キンス(ローリング・ストーンズの「悲

しみのアンジー」や、ザ・フーの曲にも

多数参加している超一流スタジオ・ミュ

ージシャン)の美しいピアノが入って、

まるで別ものの名曲に仕上がりました。


「ジェラス・ガイ」は、ライブ・エイド

でもロキシー・ミュージックのブライア

ン・フェリーが歌っていたように、非常

に人気が高く、個人的にもジョン・レノ

ンの代表曲トップ10に絶対入れたい曲で

す。実際、没後たびたび発売された編集

ベスト盤には、たいていこの曲が入って

います。


表題曲の「イマジン」は発売当時、全米

3位のヒットでしたが、全英では1975年

の最初のベスト盤『シェイヴド・フィッ

シュ〜ジョン・レノンの軌跡』の発売に

合わせ、初めてシングル発売されます。


ただ、その当時は全英6位が最高位で、

亡くなった翌年(1981)に初めて全英

1位となります。全世界で400万枚とい

うジョン・レノンのソロ曲(現在では、

ヨーコとの共作クレジットに変更されて

いるようで、実際に歌詞のアイデアはヨ

ーコの発案と言われています)で最大の

ヒットとなり、近年のオリンピックでも

開会式(閉会式だったかな?)で歌われ

たりしています。↓



なお、最初のベスト盤『シェイヴド・

フィッシュ』は全英8位、全米では13

位ながらミリオンセラーとなり、彼の

世界売上げトップ5アルバムの暫定5位

に認定します。



その後、ジョン・レノンは5年間の休み

を経て、生前最後のアルバムとなる『ダ

ブル・ファンタジー』を発表します。


そして、この中からシングル発売された

「スターティング・オーバー」がヒット

チャートを上昇中に悲劇に襲われます。


彼の訃報から、この曲はすぐに全米でも

全英でも1位となり、世界中で200万枚

近く売れました。これは彼のシングル曲

で歴代3位に相当する大ヒットでした。↓


オープニングの鐘の音は、オノ・ヨーコ

の「幸せを願うチャイム」らしいのです

が、当時は「お仏壇のリンの音みたいで

偶然にしては出来過ぎだ…」などと学校

でもかなり話題になっていました。


不謹慎な十代で、誠にすみませんでした

…。


翌年、シングル第二弾の「ウーマン」も

全英1位・全米2位のミリオンセラーに。

続くシングル「ウォッチング・ザ・ホイ

ールズ」も全米10位、さらに日本だけの

限定シングル「ビューティフル・ボーイ」

も発売されました。


これら4曲を含むアルバム『ダブル・ファ

ンタジー』は当然、全英でも全米でも1位

となり、全米だけで300万枚、世界中では

450万枚以上のセールスを記録し、ジョン

・レノンのソロアルバム史上最大のヒット

作となりました。


しかし、その翌年(1982)、それまでの

名曲ヒット曲を網羅した二枚目のベスト盤

『ジョン・レノン・コレクション』が急遽

発売され、こちらも全英1位(全米では33

位ながらロングヒットし、300万枚のセー

ルス)で、全世界では500万枚を売上げ、

『ダブル・ファンタジー』のヒット記録を

すぐに塗り替えてしまいます。


これらの数字は、最近の配信等の売上げが

入ってないようで、フィジカルのみの暫定

順位となりますが、今のところこの二枚目

のベスト盤『コレクション』が世界で最も

売れたジョン・レノンのソロアルバム!と

いうことになりそうです。



ちなみに、世界売上げ暫定3位のソロアル

バムは、1997年に発売された『レノン・

レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ

・ジョン・レノン』で、これは1984年に

発売された最後のスタジオレコーディング

アルバム『ミルク・アンド・ハニー』まで

も含む代表的ソロ作品を全て網羅した20曲

入りの「お買い得ベスト盤」です。


週間チャートでは、全英4位、全米65位?

が最高位ですが、世界売上げは400万枚に

迫っているらしく、新しいファンには最適

な入門編アルバムになっているのかもしれ

ません。



とはいえ、今回ご紹介したのは、あくまで

表層的な部分でしかなく、本当のジョンの

凄さは今回も前回も触れていないアルバム

の存在感にあることを最後に付け加えてお

おきましょう。


事実、最近の日本でのWEBアンケートで

最も人気が高かった1位と2位の曲をまだ

一度も触れていませんでした…。



長くなりましたので、この続きはまた、

次回以降にしたいと思います。