先週末の話で、遅くなりましたが…
阪神タイガース38年ぶりの日本一！
おめでとうございます！！
38年前の日本一は、バース、掛布、
岡田、真弓の４人全員が３割打者で
ホームラン30本以上、100打点以上
という圧倒的な打線（８番バッター
の木戸捕手でさえホームラン18本も
打っていました）でしたが、今回の
打線は一人もそういう打者がいませ
ん。
投手も新戦力が中心で、よく日本一
になれたなと思います。
実際、ディフェンディング・チャン
ピオンのオリックスのほうが本塁打
を打ってましたが、阪神はノイジー
の二本だけ。彼は守備もうまかった
…地味だけど、いい選手でした！
投手陣も山本由伸のような絶対的な
エースがいたわけではなく、昨年ま
でエースだった青柳投手を日本シリ
ーズの最終第７戦にぶっつけ本番で
初先発させるなど、一見ギャンブル
的な用兵が功を奏した岡田監督のマ
ネジメント能力に脱帽するしかあり
ません。
岡田監督自身、「選手の時より今回
のほうが嬉しい」と言ってました。
そりゃ、そうよ。
38年前の日本シリーズでは、バース、
掛布、真弓の三人で計7本のホームラ
ンを打ちましたが、岡田選手は0本で
抑え込まれていましたから。
ちなみに、今回の日本シリーズは関西
球団同士の対決ということもあって、
関東と関西ではテレビ視聴率で倍以上
の差がつきました。
最終第７戦の瞬間最高視聴率は、関東
で24%だったのに対し、関西は50%。
平均視聴率でも関東18%に対し、関西
は38%です。札幌、福岡、広島などで
も平均視聴率は軒並み20%を超えてい
たそうです。
もちろん、関東の18%も週間ランキン
グではダントツです。２位、３位まで
日本シリーズが独占しており、その他
の番組で平均視聴率が15%を超えたの
は、NHKの朝ドラ「ブギウギ」しかあ
りません。
全国ネットのテレビ放送自体の視聴率が
近年ずっと低迷しているんですね。そう
考えると、今年3月に開催されたWBCの
の盛り上がりは本当に凄かった。何しろ
WBCは、平均視聴率が全試合40%を超
えていたわけですから…（下記のリンク
記事参照↓）
一方で、MLBのワールドシリーズは、
テキサス・レンジャーズが球団創設63
年目で初の世界一となりました。が、
テレビ視聴者は過去最低の数字だった
そうです。
対戦相手のアリゾナ・ダイヤモンドバ
ックスは、ヤクルトにいたロベロ監督
が名捕手だった古田を臨時コーチに招
くなどして日本野球を取り入れ、そこ
まで勝ち上がってきたこと自体、賞賛
に値します。
ただ、地味なスモールベースボールは
勝ってもアメリカでは受けない傾向に
あり、しかも地方球団同士の対戦で、
国民的な話題にはならなかったようで
す。
アメリカのベースボール人気復活には、
大都市球団にスーパースターが現れて、
優勝するしかないと考えられています
…だから、大谷翔平がどの都市の球団
に移籍するかは、ワールドシリーズの
結果以上にMLB全体にとって最も重要
な話題となっているようです。
もし、大谷翔平がエンゼルスと再契約
するようだと、アメリカのベースボール
ファンの多くはガッカリするでしょう。
今や大谷の動向が、全米の野球人気を
左右する状況になっていると言っても
過言ではないかもしれません。
間もなく、14日に今年の新人王が発表
（千賀投手が候補の一人）され、17日
に年間MVPが発表されます。大谷翔平
のア・リーグMVPは確実と見られてい
ますが、そのニュースを待ちましょう。
移籍先の話は、その後ですね…。