ジョルジオ・モロダーの代表曲トップ10 | リアルパワーストーン by 風水師・西山貴琉

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今日は、前置きなしで前々回(下記の
リンク記事参照)の続きです。
ジョルジオ・モロダーは、70年代後半
から80年代にかけて、まさに音楽業界
をリードした大ヒットメーカーでした
(80歳を過ぎましたがご存命です)。

彼のことを知らない方に、その代表曲
などを簡単にご紹介できる動画はない
ものかと探したところ、一つだけまあ
まあ良いものがあったので、是非ご覧
ください(5〜6分程です)。




イタリア出身のジョルジオ・モロダー
は、1960年代には歌手としてデビュー
していますが、シンセサイザー奏者兼
作曲家として70年代から頭角を現し、
ディスコ音楽ブームを牽引。80年代は
映画音楽等を手がける超大物音楽プロ
デューサーとして君臨していました。

そんな彼のトップ10動画は、あくまで
有名なサウンドトラックから選ばれて
いますが、個人的には実は不満だらけ
のランキングになっています。

なぜかというと、必ずしも有名なヒッ
ト曲が選ばれているわけではなく、楽
曲の選考基準がよく分からないからで
す。

主題歌として入っている曲もあります
が、ヒット主題歌を差し置いてシンセ
サイザー演奏によるインスト曲が入っ
ていたりして、特に1位と2位に至っ
ては、あまりにも寂し過ぎます。

以下は、その映画音楽トップ10の順位
です。


1位『スカーフェイス』トニーのテーマ
2位『ミッドナイト・エクスプレス』チェイス
3位『フラッシュダンス』(主題歌)
4位『スカーフェイス』(主題歌)
5位『メトロポリス』マシーンズ
6位『ネバーエンディング・ストーリー』白い塔
7位『トップガン』愛は吐息のように(主題歌)

3位と7位は、80年代を代表する世界的
ヒット曲で、どちらも米国アカデミー
歌曲賞受賞曲ですから、当然のランク
インです。しかし、最大のヒット曲が
ここにはありません。

(8位以下は、最後に補足します)

おそらく、単に音楽プロデューサー兼
作曲家としてのトップ10ではなく、そ
れ以上にアーティストとしての関与が
強い代表作トップ10ということなのか
もしれません。

そのため、前々回ご紹介したケニー・
ロギンスの歌う『トップガン』の主題
歌「デンジャー・ゾーン」も、『メト
ロポリス』の主題歌(フレディ・マー
キュリーと共作の「Love kills」)も、
さらに『ネバーエンディング・ストー
リー』の主題歌さえもランキングには
入っていません。



これは『メトロポリス』と同じ1984年
公開作で、カジャグーグーのボーカル、
リマールの歌うテーマ曲は、特に北欧 
と日本で大ヒットしていますが、全米
ではまったく売れませんでした。


8位『ミッドナイト・エクスプレス』
(アラン・パーカー監督、1978年)の
テーマ曲「エンドタイトルズ」は当時、
FMでよく流れていた懐かしい曲です。



トルコが舞台の作品らしいエスニック
なメロディが印象的で、モリコーネの
『天国の日々』に競り勝ち、米国アカ
デミー作曲賞を受賞しました。また、
同年のアカデミー歌曲賞も『イッツ・
フライデー』の主題歌「ラストダンス」
(ジョルジオ・モロダー作曲プロデュ
ース、歌はドナ・サマー)が受賞し、
ジョルジオ・モロダーは一躍、時の人
として脚光を浴びるようになります。


9位『アメリカン・ジゴロ』ナイト・ドライブ
は、この映画でスターになった主演の
リチャード・ギアが高級車で街を流す
シーンに使われていたカッコいい曲で
す。この主題歌『コール・ミー』は、
ブロンディの歌で全米全英でも第1位
に輝き、ディスコ音楽としても大流行、
1980年最大のヒット曲となりました。



多くのヒット曲を生んだブロンディに
とっても、ジョルジオ・モロダーにと
っても『コール・ミー』は間違いなく
キャリアの頂点となる最大のヒット曲
といえるでしょう。


10位『オーバー・ザ・トップ』ザ・ファイト
は、サミー・ヘイガーが歌う主題歌の
シングルB面としてカップリングされ
た曲です。



シルベスタ・スタローン主演の暑苦し
いマッチョマンたちによる腕相撲映画
『オーバー・ザ・トップ』のサントラ
盤は、有名アーティストが数多く参加
したコンピレーションアルバムとして
日本ではヒットしたようですが、そん
な印象はなく、実際これといったヒッ
ト曲も生まれませんでした。

当時、ヴァン・ヘイレンのボーカルと
して新加入した絶好調のサミー・ヘイ
ガー、作曲ジョルジオ・モロダー、さ
らにエディ・ヴァン・ヘイレンがベー
スを弾くという豪華コラボの主題歌も
全米54位とイマイチの売れ行き。それ
以降、ジョルジオ・モロダーはヒット
曲が出なくなり、その存在感は急速に
薄れていきました。

(続く)