株式会社ピクシーが2023年6月9日に実施したアンケートによると、約6割の飼い主が犬や猫の梅雨対策を行っていないことがわかりました。しかし、日本の梅雨の季節では湿度が80%以上に上昇する可能性があります。さらに、気温が25℃を超えると、犬や猫が熱中症にかかるリスクが高まり、皮膚や腸にトラブルが起きる可能性があります。梅雨対策は事前にしっかりと計画することが重要です。梅雨対策の必要性と方法について詳しく知りたい方は、ぜひ以下をご覧くださいませ。

 

犬猫の梅雨対策

 

  梅雨入りがいつ?

 

 

日本国土交通省の気象庁によると、平均的に、本州では5月30日ごろから梅雨入りが始まる傾向にあります。各地域の梅雨入りの時期は次の通りです。

  • 九州地方:5月30日ごろ
  • 四国地方:6月5日ごろ
  • 中国地方:6月6日ごろ
  • 近畿地方:6月6日ごろ
  • 東海地方:6月6日ごろ
  • 関東甲信地方:6月7日ごろ
  • 北陸地方:6月11日ごろ
  • 東北地方:6月12日ごろ


2024年(令和6年)の梅雨入りの時期はまだ確定していませんが、早めに準備しておくことが賢明ですね。

 

  梅雨対策が本当に必要?

 

 

研究によれば、犬や猫にとって最も快適な湿度は50%から60%です。しかし、梅雨の季節には、湿度が70%を超えることが珍しくありません。湿度が70%を超えると、細菌やウイルス、そして寄生虫の増殖が高まり、皮膚や被毛のトラブルが発生する可能性が高まります。

 

また、日本動物愛護協会によると、梅雨入りの前後には朝晩が冷え込む一方で、日中は思った以上に暑くなることがよくあります。特に部屋の中は日差しで急激に温度が上昇する可能性があり、留守の犬や猫が熱中症にかかるリスクが高まります。犬や猫は本来、人間よりも体温を自己調整する力が弱いため、飼い主が十分に注意を払う必要があります。

 

  梅雨対策はどうしたらいい?

 

 

 エアコンをつけましょう

 

蒸し暑さを和らげるためには、家を出る前に、エアコンの温度を23~26℃に設定し、湿度を60%程度に保つようにしましょう。

部屋の下の方に位置する場所は、一般に温度が低い傾向にあるため、風向きは上向きに設定しましょう。また、カビや細菌の発生を防ぐためにも、フィルターの清掃は定期的に行いましょう。

 

 除湿機をつけましょう

 

犬の散歩をする際は、除湿機を使用しましょう。ただし、犬猫の健康にとって乾燥しすぎることも良くありませんので、除湿機を稼働させる前には、猫を別の部屋に移し、部屋ごとに湿度を調整することも考慮しましょう。
また、一部の除湿機は熱を発する場合がありますので、犬や猫に負担がかからないよう、こういった除湿機は避けましょう。

 

 ノミ・ダニ対策をしましょう

 

ペットのベッドやぬいぐるみは、カビや細菌が繁殖しやすい場所です。まず、ペット用の消毒液で拭いて、日光に当てるか乾燥機を使って殺菌と乾燥を行いましょう。さらに、定期的にペットの皮膚をチェックし、獣医師に連れて行って、ノミ予防の薬を処方してもらうことをおすすめします。

 

 新鮮なフードを与えましょう

 

ペットが残したりボウルの周りにこぼれた食べ物は、すぐに片付けて、食品が腐敗したり臭いを放つのを防ぎましょう。ドライフードでも、カビが生えていないか定期的に確認することが必要です。ペットフードは密閉容器に保管し、賞味期限にも注意しましょう。

 

以上、犬猫の梅雨対策です。
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