訪問ありがとうございます・・

(-^□^-)


<沖縄>知事の「平和宣言」(要旨)
拡大写真
沖縄全戦没者追悼式であいさつをする仲井真知事=沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で2011年6月23日午後0時半、和田大典撮影
 沖縄県糸満市の平和祈念公園で23日営まれた沖縄全戦没者追悼式での沖縄県知事による「平和宣言」の要旨は次の通り。

    ◇

 66年目の6月23日を迎えた。史上稀(まれ)にみる熾烈(しれつ)な地上戦により、20万人余りの尊い命を失ったばかりでなく、貴重な文化遺産や美しい自然をも、沖縄は失った。

 過酷な体験のなかから、私たちは、二度と戦争の悲劇を繰り返さないことと、平和こそ何物にも代えがたいものであることを深く学んだ。この教訓を土台に、沖縄県民は復興と発展の道を力強く歩んできた。

 しかし、その一方で、県民は依然として過重な基地負担を強いられており、基地から派生する事件や事故、騒音に悩まされている。安全・安心な県民生活はいまだに実現していない。

 基地負担の大幅な軽減と、危険な普天間飛行場を一日も早く県外に移設すること、そして日米地位協定を抜本的に見直すこと、このことを日米両政府に強く訴えていく。

 去る3月11日に発生した巨大な地震と津波、そして原発事故により、東日本は大きな犠牲と被害を被っている。この大震災によって、わが国の経済・産業と国民生活もまた深刻な事態に陥っている。

 沖縄の私たちには、自分たちに課せられた問題の解決に全力で取り組むとともに、大震災によるさまざまな困難に立ち向かっている人々のことに深く思いを致し、同時にまた、わが国全体のために何ができるのか、真剣に考え、行動することが求められている。

 平和な世界を求める沖縄の心に立ちながら、大震災に苦しむわが国のために、沖縄もまた貢献の任を果たしていく。

 慰霊の日にあたり、沖縄戦の全戦没者の御霊(みたま)に追悼の誠を捧(ささ)げるとともに、私たちは、県民の英知を結集し、平和創造に積極的に取り組み、世界に発信することを宣言する。

 沖縄県知事 仲井真弘多

【関連記事】
沖縄:「慰霊の日」摩文仁の公園で全戦没者追悼式
沖縄慰霊の日:首相、「全国民を代表しおわび」 痛み今も
ミュージカル:「ニイナとオジィの戦世」 元鉄血勤皇隊の体験談を基に創作
県平和祈念資料館:仲西中・嘉味田さんが最優秀賞 児童・生徒の平和メッセージ展
慰霊の日:願いと感謝込めて 平和祈念像「浄め」

「この記事の著作権は 毎日新聞 に帰属します。」