自分の推しの、最近の売り方が気に入らない、と言う人に出会った。

 

何でも、その推しは伸び代があると思ったのに、芸の面で伸び悩んでおり、いい歳をして成功には未だ程遠い位置にいるらしい。その上、自己研鑽もそこそこに写真集を数冊バーターで売り出し、そのイベントにスケジュールを取られてばかりらしい。

 

曰く、

●写真集は一冊単位で売れ。

●ファンに無駄金を使わせるな。

●自己研鑽をしろ。

●仕事で結果を出せ。

● もっと本業に力を入れるべき。

 

歯がゆい。

もどかしい。

ファンとしては、単にそう言う気持ちなんだろうなぁ。

いや、分かるが、むしろあんたはその推しの何が好きなんだ…?と訊いてしまったよね。

しかも最近スキズにハマったらしいんだけど、奴ら(ケーポ界隈)はモロに無駄金を使わせてくるよ?滝汗

 

 

推しのやることは全肯定一択の盲目オタクも花畑だけど、推しに物申すオタクもアレよな…。

何の責任も負わず、大した投資も貢献もしていない一介のオタクは身の程わきまえるべきだと思ったわ。

 

 

●写真集は一冊単位で売れ。

●ファンに無駄金を使わせるな。→ 私だってそう言うの決して好きじゃないし、いい事だとも思わないが、商業的成功をしていない場合は特に、廃業リスクから少しでも遠ざかり、今後もその人を見続けたいがために、私なら課金する(せざるを得ない)。そもそも、気に入らないなら課金しない自由がファンにはある。行使すれば良い。

 

 

●自己研鑽をしろ。→ いい歳した大人にああせいこうせいと言うのは流石に余計なお世話。迷惑以外の何物でもない(自分だってされたら嫌なくせに…)。芸がつまらないと感じ始めたら、潮時よ真顔

 

 

●仕事で結果を出せ。→ 単に仕事面で報われてほしい、と言う純粋な気持ちから出た言葉だと思うけど、そもそもアナタだけが、伸び代があると思い込んでいるだけだし。

 

芸の世界で商業的成功をしている人には割と共通点があると思う。表面化しているかいないかの違いはあっても、他を圧倒する強烈なエゴと魅力。

簡単に言うとギラギラタイプ。

あるいはそれがあるかのように見せかけられるプロモーション力。

 

一方で、クオリティに関わらず、商業的成功につながらないタイプの芸風の人もいて、それは劣っているんじゃ無くて、単に商業的成功のために必要な条件のどれかを満たしていないだけ。

ギラギラタイプに対して、キラキラタイプとかサラサラタイプとかどっしりタイプとか。

必ずしも全員がギラギラタイプを目指す必要はないと思う。

 

私自身、意図的に売れ線を避けているわけでもないのに、気付けば売れ線じゃないものにばかりハマって来たので、ギラギラには魅了されこそすれ、好みはギラギラ以外の所にあるんだろうなあ、と感じる。

私のケーポの推しにしても、トップに立つには足りないものが一つや二つどころではないのは明白な事実で、それでも好きなのだから、なりたい自分になってくれたらそれで良いと思っている。

 

ゆえに、商業的成功はベストではあるが、マストではない。

 

 

● もっと本業に力を入れるべき。→ 経営に対して何の責任も取らない一介のオタクェ…

 

 

 

好きになったものがたまたま売れ線じゃなかった、単にそれだけのこと。

 

それでも、存続を願うなら、ファンこそがその火を守らねば、あっという間に消えてしまうことを理解しなければと思う。

 

 

他人を変えることはできないし、それを含めて推すかどうかは自分が決めればいい。

推し活なんて、所詮他人の人生の覗き見だと思うから、まあ、ほどほどに。