高齢者に多い肺炎とは | 漢方による肺炎予防

漢方による肺炎予防

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2002年、日本国内で肺炎にかかった人を年齢別でみると、60歳代から増えていき80歳代が最も多く、肺炎にかかった人全体の70%が65歳以上の人なのです。 また、高齢者の肺炎は「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」が多いです。 この「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」とは、唾液や食べ物が誤って気管に入ってしまい、唾液や食べ物についている細菌が起動から肺に入って、肺炎になることをいいます。 そして、高齢者が「誤嚥性肺炎」になりやすい主な原因は、「免疫力の低下」「反射機能の低下」などです。 特に、次のような疾患などがある人は、誤嚥性肺炎にかかりやすいので注意が必要です。 <脳梗塞の起こしたことのある人> 脳梗塞を患ったことにより、咳や飲み込みなどの反射機能が低下していることが多いです。 そのため、誤嚥性肺炎にかかりやすいとされています。 <逆流性食道炎がある人> 逆流性食道炎とは、胃液が食道に逆流する病気です。 胃液が逆流し、気管に入って誤嚥性肺炎にかかることがあります。 逆流性食道炎にかかる主な原因は、加齢などで胃と食道の間の筋肉が衰えたり、弁の機能が低下するなどです。 <虫歯や歯周病がある人> 口の中にはたくさんの細菌がいます。 虫歯や歯周病があると、その細菌は通常より増加しているため、細菌感染を起こす可能性があります。