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「↑築110年の古民家Bar」
入社して1ヶ月程したある日、経理兼事務員であるTさんからある書類を手渡された。
「社長には内緒ね、ウチの決算書見せてあげる♡」
後のエピソード⑵下積時代にて詳細については述べるが、僕は40歳までに50の職種を経験している。その中に1年ほど銀行での営業経験がある。
50職種とは高校時代に始めたアルバイトから1日だけの激短バイトも全て含めて職種別に数えて50である。
訪問販売員としての屋根、壁、布団などは1職種だが某大手ファストフード店のMナルド、Mバーガー、Y野家はそれぞれ1職種としてカウントしているので、その辺は大目にみて欲しい。
筆者は中途半端な数字が嫌いなので多少強引でもキリの良い50に乗せたかった。
それにしても入社1ヶ月程度の新人に会社の財務状況を教えるTさんも変わっているなぁと思いつつも興味があったので遠慮なく目を通した。
自慢にもならないが銀行で営業経験があるとは言っても簿記・会計などの資格は一切持ち合わせていない。むしろ未資格で銀行での営業経験がある方が自慢だと思っている。
Tさんからはご丁寧に3期分の決算書を見せて貰った。
僕なんかより決算書について知識のある人は星の数ほどいると思うので、下手なことを書くとアホがバレるから、単刀直入に伝える。
1番気になった点は1年単位で借りているお金であっても次の決算書では数字上完済して新たに借り入れしている筈なのだが、Y社の決算書は3期とも目を通しても1年間での借り入れ1千万が、返してまた借りるといったお金の動きが一切数字で表されていない。
Tさん「それはね、社長が取引銀行に相談して元金据置きの利子だけ払いにして貰っているの♪」
Y社は既に取引銀行に喰われている。
資本金1千万の株式会社の借り入れ残高が1千万、1年間に返す約束のはずが元金据え置き利子だけ払いって事は一括返済を求められた時点で即債務超過となる。
プラス、個人で例えるとクレジットの様な融資枠が1千万で取り扱い可能額が4百万。
銀行員によっては“焦げ付いている”と判断しても可笑しくない状況だった。
Y社社長は親会社のグループ会社だと意地を張るも、親会社とは財務上関係がない事は決算書で表されていて明らかなので、銀行はY社の事を親会社から見放された単体の会社として査定していた。
「借入先を追加して、後々は借り換えをしないとこの会社潰れますよ」
Tさん「じゃあ、社長にどうすれば良いのかをあなたが提案して♡」
後日、言われるがままに会議の後ホワイトボードを使って熱く説明したが社長には鼻で笑われて聞き入れて貰えなかった。
数ヶ月後、銀行との年間更新手続きの際、借り入れ可能枠がゼロに減額され、腹を立てていた社長が僕に一言「なあ、いったいどうしたら良いんやぁ…」
斯くして大阪ではロクな営業成績を残せないまま、また不安定な財務状況のなか、社長命令の名のもとで強制的に東京転勤の辞令が下された。
小豆島でたこ焼きBarを始めるまでは東京にも居てたので「上・京・物・語」 〜後編〜 につづく

