クラブで一騒ぎがあった。
まえにも書いたが支配人兼専属コーチとして、 N 氏が常勤されているうちのクラブ。
彼は多少お歳を召されているが、今でも現役で試合にもよく出場されている。全国大会にもでておられ、しょっちゅう賞をもらっているようだ。人間的にも尊敬できる人柄で人望もあつい。
初めて体験レッスンを受けたとき、印象に残ったことがある。
N コーチは左利きで、私は左利きのコーチのレッスンは初めてだった。
ひととおり基礎練が終わり、ゲームをした。レッスンが終わってみんな集合したときコーチがいきなり、
「今日は ~さん(私の名前)にお礼をいわなきゃいけないな。(^^)」
と言った。
なんのことかわからなかったが、コーチが言うには、私がサーブポジションにたったとき、十分まをとってからサーブに入ることがいい、とほめてくださった。全体に緊張感だしてくれたから、よかったらしい。
忘れていたものを思い出させてくれた、・・・と。
まぁ、体験入部の人に対するお世辞といった類のものだとは思うが私は素直に自分のしていることはいい方向なんだ、と再確認できた。
(わたしとしては、ただ、まをおかずに早いテンポでうっていくと、どうも入りが悪くなるから、落ち着いて一呼吸おくようこころがけていただけだったのだが)
彼は一言で言うとお父さんのようなコーチ。
レッスンは温かさが伝わってくる。
めんどうみがいい。
ひとりひとりをいつも温かく見守り、レッスン中スクール生のプレーにまるで自分のことのように、悔しがったり喜んでほめてくださったりする。
そのコーチが・・・
転勤が決まった。あと一ヶ月で。
みんなざわめいていた。なかにはあまりにコーチを慕っていたために涙を流すかたもいた。
こんなにみんなから信頼されているコーチを転勤させるなんて・・・。
うちのクラブは関西では有名な某テニススクールのブランチのひとつ。
社長のひとことでこのようなことになってしまった。
ああ、次のコーチはいったいどんなおかたなんだろう・・・・・