HIOKIO



ヒノキオから見た、まわりの映像が良かった。

画面の端に付いていたレンズの淵もそうだけど、まわりの景色を見るヒノキオの動きがサトルが直接見てるんじゃなくて、ヒノキオを通してみているんだ、と感じることができたから。


「いろいろな事情でで学校に来られない子の代わりにロボットが学校へ行く」

そのことが映画が始まってすぐに出てきたけど、話の中で変だと思わなかったし、すぐに受け入れられた。

それは何でか分かんないけど、いつかそういう日が来るかもしれないし、そんな日が来ても大丈夫だと思った。


ジュンが転校する直前。先生や友だちで行ったキャンプの夜らへんから話が急展開!!

星空の下、ジュンとサトルが目を合わせて2人ともが笑った。

だけど、ふとジュンから笑顔が消えてしまう。

ジュンには、ヒノキオを通して見ているサトルの顔が見えないから・・・

笑ったり、緊張したり、怒ったり、泣いたり、喜んだり・・・そんな表情が伝わらない。


「本当のサトルに会いたいんだ」・・・その一言がすごく印象に残った。


ゲームと現実世界、2つをめぐって進むストーリーがよかった。

ゲームオーバーになっても、ゲームの中ではもう1度やり直せる。でも、現実は違う。

終わってしまえば、そこで終わり。

現実世界ではリセットすることはできる。気持ちを入れ換えることで、新しい自分も見つけられる。

ゲームオーバーしてしまえば、そこで終わり。リセットすることもできない。


ファミリー向けで、ストーリーも戦いのような話じゃないから、盛り上がるところはあんまりなかった。

けど、この映画は大切なことを教えてくれる。

それは、機械やロボットが開発されている、今だからこそ大切なことなんだと思う。

わたしは、人と人との関わりって大切で、あたたかいものだって感じた。

人は、いろんな人と出会って、別れて・・・そのすべてを大切にする生き物だから。


ヒノキオは、その懸け橋になってくれた存在だと思う。