自信は大事業を行うための一番の必要条件である。
サミュエル・ジョンソン
母から学んだ長所(好きなこと・得意なこと)の最大化
私が人生成功の原因は何だったかと人に聞かれたときには、私は自分の弱点ではなく、
長所(好きなこと・得意なこと)に集中したこと、困難や問題ではなく、
自分の潜在能力に集中したからだ、と答えることにしています。
この考え方は学校の教師だった私の母が、
私が幼いころから長所を生かすように知恵を与えてくれたおかげです。
長所を生かして短所をカバーすることの利点を、幼い私に教えるために、
母は昔次のような話をしてくれました。
一群の動物たちが、みんな得意不得意のない、成功した人生を送れるようにするために、学校を作りました。
生徒は、アヒル、魚、鷲、フクロウ、リス、ウサギでした。
何を勉強するかについてみんなで相談した結果、
「駆け足」「水泳」「木登り」「跳躍」そして「空を飛ぶこと」の五つの科目が決まりました。
一日目の授業は、「駆け足」でした。一番になったのはウサギで、
もう自分を抑えきれないくらい有頂天になって「ぼくは学校が大好きだ」と言いました。
そして「僕が上手に出来ることをやればいいんだね」と言い、
先生に「練習を重ねれば、チャンピオンにもなれるよ」と励まされました。
リスの「駆け足」の成績は平均的で二番目でした。
しかし、その他の動物たちは落第しました。
次の授業は、「水泳」でした。ウサギは水に入りたくありませんでしたが、先生は厳しく言いました。
「今は苦手かもしれないが、5年もすれば水泳を習っておいてよかったよと思うよ」と。
ウサギは水に飛び込みましたが、かわいそうにすぐに沈んでしまい、
他の動物たちが引っぱり上げてやらなければ溺れて死んでしまうところでした。
他の動物たちは、ぬれネズミに近い姿になったウサギを見て笑ってしまいました。
通知表がきてみると、どの動物も少なくとも一つはよい成績をとりましたが他の科目はよくない成績でした。
賢いフクロウだけは、失敗しているのは学校であって、生徒たちではないことに気づいていました。
そして言いました。「自分が上手に出来ることに集中するために、学校やビジネスの世界を使うといいんだよ。四つ足の動物は一日中走り、リスは木に登り、鷲は空を飛び、魚は水の中を泳げばいいんだよ」と。