久しぶりに、生きていくという事に関して書いてみようかと | モノづくりベンチャー起業家の挑戦

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あ、、、、たいそうなことは言えませんのであしからず・・・。



ただなんとなくこのテーマでブログを更新していないなぁと気付いただけなのです。




多分に自社サービスの宣伝色の強い本ブログにあって少し不釣り合いない気もする「生きて行くという事」というテーマですが、あまり深く考えずに今後は定期的に更新していこうと思っています。




さてと、今日は私の人生にとても深く影響を与えてくれた詩を紹介したいと思います。




この詩と出会ったのは20代後半の頃でした。


その当時私はバンド活動をしていて、なかなか思い描くような成長曲線をたどれない自分の未来に対して不安と焦りを覚えていました。



もうすぐ30歳だし、、、、、このままじゃまずい・・・。



きっと誰もがぶち当たる壁なのだとは思うのですが、当時の自分にとってはもうすぐ30歳っていうのはかなり大きな焦りを与えいたことは間違いないです。





そんな心境ですごしていくうちに、




やっぱり音楽で成功するなんて無理なのかな。



音楽を一生続けるなんて無理なんだろうか。



音楽以外何も長続きしなかったのに。



音楽以外に何か一生懸命になれるものなんてない。。



じゃあ自分の人生ってなんなんだろう・・・。



自分の人生って価値があるものなのかな。



自分って生きてる意味があるのかな。



なんで俺はこう何をやってもダメなんだろう。





・・・・と、さまざまなネガティブな考えに囲まれて過ごすようになっていました。



そんな弱気な自分に、人生を自分の力で変えていこうと思わせてくれた詩がありました。




ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
*

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
*
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
*

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
*

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
*
自分の感受性くらい
自分で守れ

ばかものよ


茨木のり子








参考URL

http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/shisyu.html


金属バットで頭を叩かれたような衝撃が走りました。



その後自分の心が弱くなってきたと感じられた時にはこの詩を思い出すようにしています。


さて、今は気力体力ともに充実していますのでこの詩をあらためて読み返してみるとこの力強いぶつかりが心地よく感じます。



その後、本格的に弱気な自分を脱却させてくれた出来事があったのですが、それはまた後日お話させていただければと思います。