ドラマのような出来事

仲の良いあるお客さんとの出来事なんだけどホント感じたことのない気持ちになったから更新

元々、お客さんの実家は長野で旦那さんの仕事の転勤で埼玉に越してきた

優しそうな旦那さん
おっとりしてる奥さん
可愛い娘さんの3人家族

どこにでもいる暖かい家族だ

俺が新人の時に車を買ってもらって、年も近かったら特別仲良くしてもらってた

俺の誕生日にお祝いくれたり、旅行に行くとお土産くれたり

俺も個人的にお歳暮だったり娘さんにおもちゃ買ったり

車に関しては何でも頼ってくれた

ホントいいお客さんなんだ

今年の年末、挨拶に行った時は不在で電話も出なかったから伝言を残した

先月改めて年始の挨拶に行った時も不在で電話に伝言を残した


折り返しも無いしどうしたんだろって思ったけど忙しいんかなでそん時は終わった

そして今日奥さんから電話あって話があるから来るって

そのお客さんが来店した

運転してるのは旦那さんじゃなくて奥さん

お出迎えすると奥さんと娘さんだけ

旦那さんの姿はない

でも奥さんも娘さんも笑ってた

旦那さんはお仕事ですか

ちょっと表情を変え奥さんが話した


去年の12月末、旦那さんが急性の心筋梗塞で亡くなった

それでずっと長野に帰ってたって

びっくりでもない

悲しくでもない

なんとも表現できない

急すぎて

先月はいろいろと忙しかったみたいだ

引越の準備やら近所の人に挨拶やら

長野の実家に13日に帰るから最後の挨拶

娘さんからプレゼント

3歳になった娘さんが一生懸命書いた手紙と星形の手作りのチョコレート

『パパもママもエミ(娘さん)もくりばらさんが大好きだよ、おしごとがんばってね』

ちょっと早いバレンタインかな

パパか…

えみちゃんはどんなこと想ってるんだろ

俺はどんな表情すればいいんだろ

えみちゃんは笑った

それを見た奥さんも笑った

その二人を見た俺も笑った

『ありがと』

泣きそうだった


1時間ほど奥さんと話をし帰る車を見送った

元気でね

いろんなとこに行ったんだろうな

えみちゃんはきっとパパとの想い出が詰まったあの車が大好きだろうな

ずっと乗ってて欲しいな

本当に感じたことのない気持ちだった

嬉しい

悲しい

それが混ざったようななんとも言えない感覚だった

3月14日は埼玉県にはいないでしょう