今日の夜中に何を思ったのか、「るろうに剣心」のOVA、「追憶編」と「星霜編」を観ました。

観終わってみれば午前3時orz

で、観た結果結構感じ入るものがあったので、gdgdと書いていこうかなと思い至り・・・




Reality Color


「追憶編」

以前にも何度か観た作品です。

だって軒並み周りの評価良いんですもの。

まぁ、原作の再現箇所が過去編なので納得なんですけどね。

内容自体は、基本原作準拠で所々オリジナル要素入れてアレンジしてます。

今作は剣心・巴ともにそれぞれ人間の心の綺麗な面と汚い面を非常に上手に表現できてるなぁ、という所感。

原作では剣心視点だったのが、今作では巴視点になってるように感じ、特に彼女の葛藤・二律背反からくる心の機微をクローズアップしていた感じです。

また、少年誌である原作よりかは雰囲気が暗めでシリアスになっていて、多少のグロ描写もあるので若干対象年齢上がってる印象を受けます。

とは言っても、作品自体の出来は素晴らしいですし、OVAならではの創りこみもきっちり型に嵌っていて完成度高いので、原作知ってる方もそうでない方も一度観てみて欲しい1作。

確かに万人受けするよ、これは。




Reality Color


続いて「星霜編」

こっちは今回初めて観ました。

「追憶編」とは打って変わって今作の評価はあまりよくない様子、同じOVAなのに・・・

曰く、ハッピーエンドじゃない・バッドエンドは嫌、内容が原作と比較して重すぎる、アニメ版と作画が全然違う、原作の明るい要素が1秒もなかった、原作とキャラ(の性格)が全然違うetc....

・・・と、批判の声が多いみたいです。

実際観た感じ、確かにそれらの気持ちは分からなくもないなと思いました。

これ観た方、特に原作を知ってる方は少なからずショックを受けるでしょう。

容赦なく人の弱い部分を抉られ、辛い気持ちにさせられる感じ・・・


です・・・が、が、私的には今作有りです。

終盤で2人が再会したシーンやその時のお互いの会話とか、もうボロボロ泣きながら観てました。

悲しすぎ+切なすぎて半端なく感動させられました。

やれ重すぎるだの救いがないだの批判も多く言われてますが、


2人とも自分の「こう生きたい」と思う生き方を貫いて生き切った・・・


その果てにようやく得た安らぎ――


それだけでも2人の人生は救われていたんじゃないのかと私は思います。

でなければ、あそこまで穏やかで綺麗な最期を迎えられるわけないでしょう・・・

今作の解説でも、恨みとその許し(浄化)というのがテーマになっているらしいですし、話の展開的にも整合性は取れてるわけですし。

こっちの方は万人には全然おすすめできません。(特に、原作のハッピーエンドで納得した方とかには・・・)

が、鬱・グロ耐性ある方や、原作で剣心が言っていた「剣と心を賭して戦いの人生を完遂した結果」を見たかった方には、是非観て欲しいですね。

感動できる方はとても感動すると思いますので。



そういえば、「るろ剣」ではいわゆる「薫派」と「巴派」があるそうですね。(マジ・・・?

まぁ、どちらのキャラも魅力的だし、仕方ない・・・のか?

ちなみに私は・・・・・・