今日は久しぶりに単発で小説ネタを書こうかと思います。


Reality Color


今回紹介したいのは『<本の姫>は謳う』という作品です。

この前買ってきた小説の中で紹介した作品の1つ。

少し前から読み始めました。

全4巻で現在3巻まで読み終えてます。


作品自体の評価も高く、絵も僕の好きなイラストレーターの方が書いているので購入した今作ですが、実際読んでみると評価が良いというのも納得の作品でした。


ジャンルはファンタジーで、世界に散らばった世界を滅ぼすチカラを持った「スペル(文字)」を回収するために主人公『アンガス』が世界中を旅して行くというもの。


ジャンルがジャンルだけに内容が面白くても読みにくいかもしれないと思っていたんですが、そんなことは全然無かったです。

はっきり言ってかなり読みやすいです。

ファンタジーモノなので造語も結構出てきますが、その都度きちんと説明されていて話の展開についていけないということもほとんどないですし、世界設定もしっかり創り込まれていて、読んでいてどんどん話に引き込まれていきました。


登場キャラも魅力的なキャラが多く、特に『姫』と『セラ』はヒロイン(?)として申し分ないです。

ちなみにこの2人も黒髪でした。

『山本ヤマト』さんが挿絵担当されてる作品のヒロインキャラは黒髪でロングというスタイルが多いので山本さんらしいと言えばらしいです(笑


また今作は主人公の『アンガス』のいる『現在』と、もう一人の『俺(アザゼル)』と言う人物のいる『過去』の2方面並列進行になっています。

本来この手の視点がころころ変わる類の作品は読みにくく、テンポも悪くなりがちですが、『アンガス面はアンガス面の話』、『俺面は俺面の話』と分けられていてなおかつ文章もくどくないので、前述した通り全然読みにくくありません。


これだけ良い作品だと、(次の4巻で完結なので)読むのが勿体無いというか惜しい感じがします。

4巻(最終巻)読むのが楽しみで仕方ないです。


本当にお薦めの作品なので、興味ある方は是非読んでみてください。