今日は三連休の最終日でしたね。まだ夏休みなので僕にとってはあまり関係なかったですけど。


まぁそれは置いといて、予約していた「竹箒」の新刊『空の境界 ~未来福音~』入手しました。



無事手に入ってまずは安心、そのあと委託販売している店舗のHPを見てみると「アニメイト」 「とらのあな」 「メロンブックス」 「まんだらけ」いずれも『在庫切れ』みたいです。

・・・発売日、今日なんですけどこの売れ方すごいな(汗

・・・いや、奈須作品とくれば当然か・・・?


この状況見て思いました、ホント予約していてよかったです。


買って即行読んでしまいました。

内容は前にも書きましたけど、奈須さんの書く小説と武内さんの描く漫画の2種構成でした。


奈須さんの文体やっぱり良いですね、キャラもきちんと立っていて読んでいてどんどんページめくっていってました。


幹也はさすが型月作品の中で『最もいい人』・『戦闘では最弱だけど心は一番強い人』と言われることだけはある好青年です。この人って『人にとっての理想のカタチ』の一つだよなぁとか思いますもん、本当に。

こんな人間になれって言われても大半の人は無理だろうし。でも無理だと分かっていてもこんな人になれたらなぁとか思ってしまうわけで・・・難しいですね。


バトルでは式がちゃんと「魅せて」くれたし、相変わらずの直死の眼のデタラメさに脱帽でした。


橙子さんも・・・相変わらずうんちくが長かったですね。

まぁ説明・解説役みたいな位置だし仕方な・・・くないですよ、僕こういううんちく結構好きだし。

『予測』と『測定』の具体的な違いとかうまく考えられていてとても感心させられました。


幹也と式の子供=未那は10歳とは思えない思考してますね。

「いつかお母様(式)を倒して、パパ(幹也)を取り戻すのがわたしの目標ですから」(※本文から引用)のセリフとか・・・「幹也よ、お前どれだけ女殺しなんだよ」とツッコまずにはいられません。(幹也が本格的に女殺しになるのは20歳から)

まぁ良い子みたいだし、これからも真っ直ぐ育ってほしいです。

・・・・・・あれ?「これからも・・・」って父親(=幹也)好きな時点で真っ直ぐ育ってはいないだろ!?なに書いてんだ僕orz


・・・まぁいいです。(いいのか(汗))



最後の織の話は「ここに織の話を持ってくるか・・・さすが奈須」って感じでした。


特に


”あなたはもうじき消える。道行きは真っ暗で、未来はどうしようもない。残るものはないし、救われることもない。・・・なのに不思議ね。それでも、あなたの夢は生き続けるわ”(※これも本文から引用)


この文読んだとき泣きそうになりました。

真っ暗な中でも、たった一つだけだけど自分の望んだカタチは続く・・・みたいな。

ホントに奈須さんの文章の絶妙さは読者を裏切らないな、と改めて思いました。


武内さんの漫画も久しぶりに見ましたが見やすくてよかったです。

とても一枚絵(イベント画やイラスト)ばかり描いてるとは思えません、今なら普通に漫画家でもいけるんじゃ・・・。

・・・冗談です、新作の方頑張ってください。


読ませるシナリオと見やすい漫画、『らっきょ』の新刊として文句ない1冊だと思います。


あ・・・でも鮮花の出番は(ry