連日のミラノ・コルティナオリンピック中継の冒頭に映る「ミラノ大聖堂」と広場を見るたびに映画「ミラノの奇跡」を思い出す。同時に自分の暗い時代も思い出す。
「ミラノの奇跡」はヴィットリオ・デ・シーカ監督の1951年の作品で日本と同じく敗戦国のイタリアの戦後を描いている。1948年の「自転車泥棒」同様にイタリアの街の風景のなかから垣間見える当時の空気感が伝わる。
キャベツ畑で拾われた捨て子がお婆さんに育てられお婆さんの葬式をして孤児院で育つ。孤児院を出た後に仲間とバラック小屋を作り町を作る。不法占拠で全員警察に連行され馬車の護送車でミラノの大聖堂前の広場で天国のお婆さんが全員を天国に導いていくというストーリーだが何も解決していない。
日産テレビ名画座で放送したのが1965年5月10日の記録を見つけた。高1のころだ。自分史の中では、父が亡くなり先が見えない時代だだった、数々のテレビ名画座の映画に現実逃避していた。


