皆さま、こんばんは。パーソナルスタイリストの三好凛佳です。
「大阪人っぽくない」と、よく言われるワタクシですが、(笑)
ちょっと大阪に帰ってました。
そんな旅のお供は、この本。
友達のおだみん に、
「この本のファッションのところ、凛佳さんがよく言ってることが書いてあるよ。
内面にリンクしたファッションとか。」と紹介されて、読んでみました。
50代になった筆者が、アラフォー女性に向けて40代の生き方を指南しています。
確かにファッションの章では、ふむふむと共感できる点が多かったです。
例えば・・・
ファッションは、感情に訴える力を持った大変有効なコミュニケーション手段だと思います。
なので、どんな言葉よりも雄弁に人となりを語ってくれることになります。
男性よりも人的関係性に強く、また、そこから多くのよろこびを得ることに長けている女性
だからこそファッションは重要なのです。アラフォー以降にとっては特に、人生後半戦に
備える自分のブランディングとして、今一度、「何を着たらいいのか」を再考するチャンスと
して、ファッションをとらえていきたいものです。
この部分は女性だけでなく、男性にも通じるかなと思いました。
そして内面性の関係性の部分では、事例をあげた上で、
40歳以上のファッションブランドとのつき合い方は、そういった自らの内面との記号性との
照合で選んでいきたいものです。
この情報化社会では、人間の目は恐ろしく肥えています。私たちの目は無意識のうちに
その人の外観から、その人の人となりを読み取っているのです。そしてそこにこそ、
ファッションの核心があると言えます。
（前略）何でもない普段の着こなしに、ひとつふたつ、オリジナルの意味があったり、
クリエーションだったりの「手間」があることだけでも、人の目は「このヒトは何か人に
訴えかけたい内面があり、それを分かってもらおうとしている」との外に向かった
エネルギーを感じるのです。それは集団の中で、「ハイ、私はここです」という手を
挙げる勇気にも似て、多くの人はそういう勇気とサービス精神を歓迎するのですね。
こういうものをビジネススタイリングでは特に、創っていけたらな～といつも考えてます。
あと、着こなしについても、触れています。
トレンドは「私は、今という時代をオンタイムで生きています」という現役感と、
エネルギーの表現でもあるので、40歳以上がうまく取り入れると、人モテの幅が
大きく広がります。
無頓着な装いは、頭の悪さや傲慢さ、時代を生きていないアウト感、というマイナス
イメージを人の頭に引き起こしてゆきます。反対に積極的なファッションからは、
人は知性や余裕というものを読み取ります。
そして、冒険とイタいについてのバランスにも触れてらっしゃいました。
全てがその通り！とまでは行きませんが、ふむふむと納得できる内容でもあります。
ただ、巻末にあった『今、纏うべきファッションベスト８』で、1位にコムデギャルソンを挙げているので
ちょっと業界よりな考え方かな～とも思う部分が大きいと思いましたが。
（だって40代ならだれもが、ギャルソンが似合うとは私は思えないので…）
他には、恋愛・セックス・美容（ここはちょっとチープ）・仕事というものについての考え方が
ズバッとした文章（でも結構、読みやすい）で語られていました。
興味のあるアラフォーの皆さんは、読んでみるといいかもですよ。
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