おはようございます。パーソナルスタイリストの三好凛佳です。
台風、すごい雨風でしたね
皆さんの通勤などは、大丈夫でしたか?
さて今日は、パーソナルスタイリングのショッピング同行時に
男性の皆さんから最もよくご質問頂くこと、
「パンツの裾は、ダブルがいいか? or シングルがいいか?」についてです。
普段、パンツやスーツを購入するときに、裾の処理について聞かれますよね?
皆さんはどっちを選んでらっしゃいます?
実は、どっちを選んでもいいんです
普段着るスーツでもスラックスでも、どっちも間違いじゃない。
私がパーソナルスタイリングするときには、そのスーツやスタイルの用途、
イメージ、バランスなどによって、お客様にご提案しています。
パンツの裾をダブルにするという習慣は、もともとはありませんでした。
タキシードやモーニングなど、フォーマルなものはシングル仕上げですよね。
それが20世紀はじめに、ある貴族が結婚式に参列する途中に雨に遭い、
パンツの裾を折り曲げて、それが定着したと言われています。
メンズスーツのデザインには、実用的な意味合いとかが多いですが、
この裾の仕上げに関しては特にないのでどちらでも良いんです。
唯一の効果として、ダブルにすることで裾の生地に重みが出るので
ストンと下に落ちやすく、膝から下のシルエットがキレイに見えると
いうこともあります。
ここのあたり考えどころなのですが、ダブルにすることで横線が入るので
脚を長く見せたい場合には、シングルに仕上げて「モーニングカット」にする
なんてワザも、私はたまに使います。
※裾周りの後ろが、前に比べて少し長くとる、斜めの裾のカットの方法。
バランスが難しいのでやっているショップやっていないショップがあります。
ダブルの幅には流行があり、最近は4~5センチぐらいに仕上げるのが
一般的です。
私がスタイリングする時は、お客様のご身長に合わせて、ミリ単位で
設定してもらうことも多いかな。
また、ダブルにする場合、ホコリを取りやすくするために内側をホックで
留める仕上げが多いですよね。
でも…、脚って上から見るじゃないですか、
そうするとキラキラと光るホックって、安っぽさが目立つような…。
できれば、糸で留める方がスッキリと目立たなくてよいと思いますが、
最近は黒のホックもあるので、ホコリを取りたい方にはそちらで
お願いされるとよいと思いますよ。
洋服選びに困ったら… パーソナルスタイリストのレアリゼスタイル