ウインズ立川、不動産業者に流れる不透明な資金
「ウインズ立川、店子から不動産業者に不透明な資金」
こんな記事が朝日に載ってました。
なんでも東京都立川市にあるJRAの場外馬券売場「ウインズ立川」の施設内で営業している飲料販売会社と新聞販売会社の2社が地元の不動産業者に毎月の売上額から手数料名目で不透明な支払いを続けていると。
この地元の不動産業者は94年にウインズ立川B館がオープンする前に予定地を地上げしJRAに売却した経緯があり、業者の要求通りの価格で購入できなかったJRAが裏契約で地上げの報酬を継続的に店子に肩代わりさせている構図と指摘してますね。
支払い金は飲料会社で売上高30%、新聞販売会社で10%と協定書で決まっており、過去15年間で合計数千万円にも達するようです。
JRAの収益は国庫に入ることから、公的色彩の強い資金が不透明な形で不動産業者に流れているところが問題と。
以下、不動産業者のコメント。
「当初はJRAに土地を貸そうと考えていたが、会社の資金繰りが持たず、JRAに安く売った。私は(土地取引で)10億円近く損をしている。その赤字補填(ほてん)だ。月に50万円もらっても17年で1億。1億や2億の赤字じゃない」「競馬会はえらい安い物を買ったんだから、これは許されるグレーの部分だと思う。」
会社の資金繰りが持たないのも土地取引で損失を出すのも不動産業者の責任なんですけどね・・・
資金繰りが悪化して安く売ったんならそれが地上げの結果だと思いますが。
しかしJRAもよく納得したもんだ。不動産業者にうまいことやられたとしか思えん。
店子の業者からの支払いということでJRAが払っているわけではありませんが、所有者でも管理会社でもない第三者にずっと支払うつもりだったんでしょうかね。
協定書はJRAの子会社でウインズ立川を管理している「JRAファシリティーズ」の前身「共栄商事」を含めた関係者間で交わされたようです。
JRAファシリティーズはこの協定書について経緯はわからない、協定書は社内のどこにもなかったとコメントしてますが・・・
まぁ、ありがちなコメントですな。