飯田産業の建物の特徴 | 新築一戸建

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一般的な建売住宅である飯田産業について考察しました。

 

飯田産業のプラスポイントは

 

1.強い建物

性能評価制度において6項目の最高等級を取得しています。

「地震に対しては世界一厳しい日本の建築基準法の中でも最も強い」と言えます。
壁倍率5倍の耐震パネル(特許)および他社金物の2倍の強度を誇る金物TロックⅡ(特許)を用いた在来+パネル工法のハイブリット工法により、家全体をよろいの様に覆っていることで「壁全体が家を支えている」状態を作り上げています。

 

2. 低コストの建物

新築住宅の価格は「土地代+建物代+消費税」ですが、そのなかでも「建物代」が大変低価格なのが特徴です。

飯田産業の2階建て本体は、およそ1300万円です。

建物は「消費物」であり、いずれ価値がなくなるものですが、それが最初から安いことが未来の財産を守ることに繋がります。
住宅ローンの支払いはじめからおよそ8年で建物代を払い終えることになり、あとは土地が残りますが、土地には大きく変動しない価値があるため(土地はデポジット)いつでも換金できることから、8年後には住宅ローンの恐怖から逃れられると言えます。

 

 

 

飯田産業のマイナスポイントは

 

1.断熱等級は最高等級ではない

マイナスと言うより周囲の基準がさらにグレードアップしたことによる見劣り感があります。2022年にZEH基準ができるまでは最高等級だったのですが、前述のZEH基準誕生により「普通の等級」となったことです。

とはいえ、UA値(建物の表皮から熱が逃げる割合)0.82以下であることは、1999年改訂の基準の最高値であったことには変わりません。

ちなみに飯田産業の建物のUA値は過去の資料を読み解くと0.79相当です。

ZEH基準が0.6ですので、そう悪い数字ではないでしょう。

 

ちなみに飯田産業の建物はC値を公表しておりませんが、断熱材にはポリスチレンフォーム断熱材を利用しているため、通常のグラスウールを使用した建物よりも気密性は高いです。断熱材はパネルに組み込まれており、施工ムラもありません。

反対に、高気密を売りにする住宅メーカーにおいては気密性が高すぎることで居室内にカビが発生しやすいなども報告があり、議論されております。(ZEH住宅を売りとする住宅メーカーによく聞く事例です)

 

2. 壁の中の性能を上げるために「見える部分をコストカット」

見た目が「いかにも建て売り」

なるべく安く家を供給するための企業努力ですが、これを良しとしない人もいらっしゃいます。

 

 

その他

・飯田産業のサイディングは14ミリ厚です。ただし、壁の中に家を支える本来の壁があるため、通常のサイディング造よりも強いことが特徴です。筋交いよりも強い耐力壁を使っているので、飯田産業の家には筋かいがありません。

 

・壁が大変強いため、殆どの家の中の壁は耐力壁でないことから、壁を取っても家の性能が変わらないのが大きな特徴です。スケルトンインフィル工法と言います。あとから間取り変更が可能です。(普通の家では変更するにしても制限があります)

 

・剛床(ごうしょう)工法です。大引き(床のはり)に直接構造用合板を貼り、その上にフローリングを貼っているため床の厚みが本来の12ミリから36ミリ以上へと分厚く強くなっております。

家がねじれないため地震に強いのです。

極端な例ですが、床下補強なしでもピアノが置ける強度があります。

 

・通気工法を取り入れています。いつでも360度どの角度からでも風を採り入れ、床下、壁の中、屋根裏を乾燥させ、屋根のてっぺんから湿気を抜いています。

湿気が無ければシロアリは活きられません。

そもそも厚さ15センチ以上の基礎厚+数十センチの捨てコンクリートの分厚い壁を喰い破ってこない限り、シロアリは木造部分にまで到達できません。

デュポン社製防水シート(内側の湿気を外に出し、外の湿気は中に入れない高性能防水シート)との相性も抜群です。躯体の木材を常に乾燥させています。

 

・最初から屋根裏収納をつくるための「はり」が渡してあるため、後から屋根裏収納を作っても低コストで済みます。

 

・窓ガラスは全てLow-eガラスの複層ガラスです。室外側ガラスの内側に金属膜を設置し、それが熱を放出しない仕組みで室内の温度を外気から守ります。

 

 

以上、ご参考になれば幸いです。

ご質問もお受けいたします。お気軽に。