先週、TVを見ていたら、ニュース速報で、
「巨人軍木村拓也走塁守備コーチが、グランドにて、意識不明で倒れた」
というテロップが…
なんだ?ただボールが当たったとか怪我だったら、このようなことニュースにはならないので、
何かあったのかと思い、チャンネルを回していると、倒れた直後の映像が見ることができました。
しばらくして、くも膜下出血で昏睡状態と言うことがわかりました。
その後2日して、なくなったというニュースに変わり、切なくなりました。
木村拓也
SMAPのキムタクと同じ名前で、広島時代から名前が知れ渡っていましたが、
決してスーパースターではなく、どちらかと言うと職人という裏方のイメージが強い方でした。
しかし、野球への姿勢やプレーなどを見ていると、野球を心から楽しみ、
自分のため、チームのため、ファンのため、そして野球を知っている方全てに、
野球を通じて、「仕事」を教えてくれる方だったとわかりました。
今日はお通夜の日となりましたが、遺影を見ていると涙がこみ上げてきます。
わずか37歳、僕と10歳しか違わないのに、雑草魂という言葉を具現化した生き方に畏敬の念を感じます。
「ピッチャー以外の全てのポジションができる」→このような言葉が連日流れていますが、
本人の言葉を借りると、
「全てのポジションができるじゃなく、全てのポジションができないと、自分の居場所がなくなる。
少しでも可能性がある場所があれば、そこにいくんだ」
この言葉は名言であると思います。
野球だけでなく、ビジネス、仕事に関してもいえることだからです。
自分だけができる仕事を探していても、なかなか職がなければ、自ら仕事場所を切り開いていく、
なかなか今のポジションで芽が開かなければ、相談して、他のポジションを与えてもらう、など
木村拓也の職人としての生き様が、これからの社会にも良い影響を与えてほしいと思います。
「雑草だましい」
これからの日本にも、今一度見つめなおしてほしい言葉です。
まだ、小さなお子様もいらっしゃって、これからが可愛い真っ盛りであり、
幼稚園や小学校の入学・卒業、思春期での親との喧嘩など、
子供がいるから経験できる父親としての役目もあったでしょう。
本当に、残念で、切ないですが、天国から家族を見守ってほしいと思います。
R.I.P. 木村拓也
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