本日、三国志を例えにした記事を目にしました。
内容自体も面白かったのですが、読んでいるうちに、あるエピソードが強く頭に残りました。
それが、劉備と諸葛孔明の関係です。
三国志に詳しくない人でも、「三顧の礼」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。
これは、後に蜀の軍師となる
諸葛孔明(本名:諸葛亮)を迎えるため、劉備が三度も自ら訪ねたという有名な話です。
劉備が捨てたのは「面子」
当時の劉備は、一軍を率いる将軍。
一方の孔明は、まだ世に出ていない若者でした。
普通なら、「呼び出せばいい」
「一度断られたら終わり」
そう考えてもおかしくありません。
しかし劉備は違いました。
自分の立場やプライドよりも、
「漢王朝再興」という大義を優先した。
だからこそ、
・一度目は不在でも諦めず
・二度目も雪の中を訪ね
・三度目でようやく対面する
という行動を取ったわけです。
この謙虚さと本気度に心を動かされ、孔明は仕官を決意します。
三国志は「人材マネジメントの教科書」
この話、ただの歴史ロマンではありません。
むしろ、現代の企業経営そのものだなと感じました。
会社が成長しようとすると、必ず壁にぶつかります。
・未経験の新規事業
・海外展開
・組織の再構築
こうした局面では、
「今いるメンバーだけでは足りない」
という瞬間が必ず来る。
そこで必要になるのが、
いわゆる戦略的人材です。
戦略的人材は「条件」では動かない
ここでよくある勘違いがあります。
それは、「条件を良くすれば来てくれる」という考え。
本当に優秀で経験のある人ほど、
見ているのはそこではありません。
・誰がこの会社を率いているのか
・どんな覚悟でこの事業をやろうとしているのか
・自分は何を託されるのか
ここを見ています。
だから、戦略的人材の採用を
人事部任せにするのは危険です。
現代版・三顧の礼とは
劉備が孔明を迎えたように、
現代でも必要なのは同じだと思っています。
・経営者自らが動く
・何度でも会う
・なぜあなたが必要なのかを自分の言葉で語る
これは「お願い」ではなく、
覚悟の表明です。
人を集める話ではなく、
「この船に一緒に乗るか?」という問いかけ。
三国志を例えにした記事を読みながら、
改めてそんなことを考えさせられました。
会社の未来を変えるのは、
制度でもノウハウでもなく、
人と、トップの姿勢なのかもしれませんね。