怖さの裏にある“人間とビジネス”の話
かなり前の漫画ですが、改めて『闇金ウシジマくん』を読んでみました。
正直、読んでいて怖い。
ただそれだけで終わらないのが、この作品のすごいところだなと感じます。
単なる闇金漫画ではなく、人間の弱さ・心理・お金の流れがこれでもかと描かれていて、ビジネス的な視点で見ても学びが多い作品でした。
そもそも闇金とは何か
作中に登場するウシジマくんの会社
COWCOWファイナンスは、
10日で5割という、誰がどう見てもあり得ない金利設定。
もちろん、闇金は違法です。それでも客足は途絶えない。「漫画だからでしょ?」
そう思う人もいるかもしれませんが、
個人的にはそうは思いませんでした。
人は“困りごと”を解決するためにお金を使う
この漫画を通して強く感じたのは、
人は困ったことを解決するために、お金という手段を使う
というシンプルな事実です。
・生活が立ち行かない
・今すぐお金が必要
・他に頼れる場所がない
こういう状況になると、「金利が高いかどうか」よりも「今この瞬間を乗り切れるか」が優先されてしまう。
つまり、お金がなくて困っている人は、
お金を借りるためにお金を払うという、
一見矛盾した行動を取ってしまう。
これも一種の「お困りごと解決」なんですよね。
「お金がないのに、どうやって返すの?」
もしここで、
お金がない人から、どうやって金利を払ってもらうの?
という疑問が浮かんだら、
それこそ一度『闇金ウシジマくん』を読んでみてほしいです。
作中では、
死ぬ気になれば、意外と人はお金を引っ張ってこれる
という現実が、容赦なく描かれています。
その「死ぬ気」をあらゆる方向から引き出し、回収につなげるロジック。
そこには、感情論ではなく徹底した仕組みがある。
もちろん、回収できないリスクも非常に高い。
だからこそ、あれほどの高金利になるのはリスクヘッジの側面もあるのだろうと感じました。
※繰り返しますが、闇金は違法です。
あくまで「漫画を読んだ個人の感想」
このブログは、
闇金を肯定するものでも、推奨するものでもありません。
あくまで、
一つの漫画を読んで感じたことを
ビジネス・人間心理の視点から考えた
個人的な感想です。
怖いけれど、
目を背けたくなるけれど、
現実社会の縮図がそこにはある。
『闇金ウシジマくん』は、
・人はなぜ追い詰められるのか
・なぜ理不尽な条件でも人は選んでしまうのか
・ビジネスとは何を解決しているのか
そんなことを考えさせられる作品でした。
怖いのが苦手な人には正直おすすめしづらいですが、
人間・お金・社会の構造に興味がある人には、
一度は読んでほしい漫画です。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。

