皆様 こんにちは。
海事代理士試験研究センター 一条です。
平成21年 海事代理士試験の合格発表が12月18日に行われ、
125名の新しい海事代理士合格者が誕生しました!
合格という栄誉に浴された皆様に心よりお祝いを申し上げます。
ところで、昨年に比べますと合格者が減っておりますが、受験者数が
増加していることと相俟って、やや難化したものと思われます。
口述試験の合格率が 88.7% → 71.0%に下がっているほか、
平均正答率も 74.03% → 65.35%と減少しております。
今回受験された方々から話を伺いますと、過去問をベースにしながらも
これまでに未出題の条文などからも、出題されたとのことであり、
短い時間の中で回答しなければならない口述試験としては、
難易度が上がったと感じる受験生が多かったのではないでしょうか。
過去問の繰り返しと条文の読み込みが非常に大切であるということを
改めて認識できたのではないかと思います。
当センターでは、過去問の重要性について繰り返し申し上げていますが、
これは資格試験における定石であり、他の試験対策でも同様のことが
言われております。
難易度が上がったために過去問演習の必要性まで否定する方も見受けられますが、
それは明らかに間違いであることを改めてお伝えしたいと思います。
私どもとしても、「過去問だけを解けば良い」と申し上げている訳ではなく、
あくまでも「過去問によって、出題傾向や出題形態をきちんと理解して欲しい」と
申し上げているのです。安易に予想問題や新傾向論点に飛びつくことが、
合格への近道になるとは到底考えられません。
過去問をマスターして、さらに余裕が出てきて初めて周辺知識の補充に
入ることがもっとも効率の良い学習方法であると考えております。
残念ながら、不合格となってしまった方は今日から平成22年試験に向けて
学習を再開しましょう!当センターでは、過去問の重要性を意識した教材と
さらにこれまで不明確になりがちだった周辺知識をカバーできる新対策講義を揃えて
皆様の学習を一生懸命サポートさせていただきます。