皆さん、こんにちは。
海事代理士試験研究センター 一条です。
お盆休みも終わり、今日から仕事再開の方も多いのではないでしょうか?
いよいよ、筆記試験まで1ヶ月半となりました・・・。
ここからは1日1日の学習スケジュールをしっかり計画して取り組んでください。
さて、ワンポイント講座 「船員法」 は、私(一条)が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
早速、第1問です。
船員法
第1問 (頻出度:☆☆)
船員法に規定する「海員」と「予備船員」の定義を述べなさい。
(解答例)
「海員」とは、船内で使用される船長以外の乗組員で労働の対償として
給料その他の報酬を支払われる者です。
「予備船員」は、船員法第1条第1項に規定する船舶に乗り組むために
雇用されている者で船内で使用されていないものです。
ここ数年は、口述試験においても施行規則など細かい部分からの出題が
増えてきていますが、一方でこれまで同様に目的や定義といった法律の根幹とも
いえるべき部分からも相変わらず出題がなされています。
口述試験が筆記試験での合格者数によって、出題の難易度に変化があると
言われていることは事実ですが、だからといって筆記試験を潜り抜けてきた方が
ボロボロと落ちていってしまうのは、なぜでしょうか。
それは、条文や問題を「暗記」してしまっているからです。
開講当初から何度も申し上げていることですが、最終的な合格レベルとして
設定すべきなのは、条文の正しい「理解」です。
少々厳しい言い方をすれば、多少暗記に不安があっても、法律自体の目的や
考え方をきちんと理解できていれば、受かってしまう可能性もあるということです。
残り少なくなってきましたが、「暗記」だけに頼ることなく、「理解」するように
心がけてください。