海難事故と海事代理士 | 海事代理士試験研究センター (ReaL海事代理士講座)

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皆さん、こんばんは。

ReaL専任講師の一条です。



今日は気乗りしない更新となってしまいました・・・。


既に報道されておりますが、千葉県房総半島野島崎沖合にて

海上自衛隊のイージス艦と漁船が衝突し、漁船に乗っていた方2名が

未だに行方不明のままとなっています。


人間が生活している以上、交通事故をはじめ、こういった事故を

避けて通ることは出来ないとはいえ、あまりにも痛ましい事故です。

陸上交通と違い、海上や航空事故は乗客の意思で逃げることが難しい場所です。

それだけに、より安全でなければならないのですが。。。



さて、こういった海難事故が発生してしまった場合、

報告することが義務付けられているとともに、様々な手続きが伴います。

しかし、海難事故が発生した海域の近くに、日頃利用している

海事代理士事務所があるとは限らないため、スポットで依頼されることもあるようです。


衝突して壊れた船舶は臨時検査を受け、修理が必要であるか否かなど

確認しなければなりません。船舶保険の支払いを受けるためにも、現状の確認は

必要となりますし、造船所へ引渡す手続きなども発生してきます。


本来、起こってはならない海難事故ですが、いざ起きてしまうと様々な手続きが

必要となってきます。海上交通安全法や港則法といった法律が試験科目と

なっている理由は、こういった海難事故に即座に対応しなければならない

海事代理士としての社会的使命を表わしているのかもしれません。