そんな中、一番多かった検索ワードはやはり…
"トルザイトリング"
前回の記事を書いた時、FUJIのHPではまだ大々的に宣伝していなかったこともあり、「トルザイトリング」で検索しても玄人のロッドビルド職人のブログか自分のブログ程度しか情報元がなかったように記憶している。
(もちろん大人の商売事情で、情報公開すると現行モデルの竿が売れなくなるからという理由で敢えて触れていないメーカーもあったと思いますが…)
そんなトルザイトリングだが、検索で訪れる人の中にはひねくれてる方も多く(失礼!)、
「トルザイトリング "欠点"」
で、検索をかけて、ここへたどり着いた人も非常に多かった。
で、実際の所どうなのよ?というと、もちろん欠点はあります。
それは「放熱性」。

気付いた方が詳細を既に記事にしていたので、ここでは敢えて書きませんが、前回の記事でヒントは既に書いてました。
「1パワー以上の竿に採用するのは、まだ早い」
と。
これはつまり、シマノ(というか村田基氏)のいう所の2パワー以上の竿で相手をするような、よく走る魚(青物とかね)だと、ドラグを長時間使用することも多く、そういったラインに多大な負荷をかける状況での"信頼性"がまだはっきりしていなかった為、採用に踏み切れなかった…ということ。
今年もその姿勢に変化はないようで、採用されていない所を見ると…
「つまり、そういうことなんですよ」
と言ったところか。
その証拠にバスやエリアトラウトのロッドには採用されても、ブリやヒラマサロッドには採用されていませんね。
それにこれは欠点かどうかはわかりませんが、素材自体の硬度もトルザイトの方が柔らかいようです。
(柔らかいと言ってもヤスリでガリガリ擦ってもキズは一切つきませんがね)
こう書くと
「じゃあトルザイトはやっぱり使えないじゃん」
と言う人が必ず出てくるが、そんなことはない。
実際、トルザイトリングの方がSiCリングより表面の摩擦抵抗が低く、自分が実際にトルザイトリング搭載のワールドシャウラ2651Fを使ってる感じでは、キャスト時のあまりのラインのガイド抜けの良さにフロロを使っているのにこれはナイロンか?と勘違いする程。
(これはワールドシャウラが軽量化ではなく口径を広くとることで、リーダーの結び目の抜けを良くしたり、飛距離を稼ぐ方向の味付けになっているせいもあるが。)
これだけに関して言えば、バス用の全てのロッドをトルザイトリングに換えたいと思ったほど。
…まぁトルザイトリングの良さはFUJIや新しい物好きのメーカーが鼻息を荒くして解説してると思うので、割愛。
ただひとつ言えることは、何事も"適材適所"。
ガイドが軽くなれば、そのぶん
"竿のダルさ"を出しにくくなり、
"張らず緩めずのシェイキング"をやり易いロッドアクションが出ずにシャキシャキした操作感になる為、それを解消する為にブランクスがどんどん柔らかくなり…結果、あまりにもパワーの無いロッドが出来上がるのであれば、それは本末転倒なのである。
それでは、また

