3月20日正午、春分の日(宇宙元旦)を迎えます。春分の日とは、太陽の牡羊座入りのこと。今年の春分図は、Ascが蟹座、月が1ハウス、太陽がMC付近にあります。獅子座の月、水瓶座の冥王星、牡羊座の太陽がメディエーションを形成しています。冥王星が7ハウスにあるので、何か独特な人との関わりが示唆されています。9ハウスに個人天体が集まっており、木星と天王星の重なりが11ハウスにあります。高度な知識や専門知識に携わることが予感され、利益や突発的な恵みなどはグループ交際の中から生み出されるでしょう。月が1ハウスなので、自分の感情や一般大衆との関わり、私的な思いなどは優先されやすいでしょう。一方で太陽がMCと重なっているため、公的な意志は外界に向けて積極的に打ち出していくと良い1年になるでしょう。火星のノンアスペクトが8ハウスにあるため、対外的な情熱などは渦巻きやすいか、隠された場所で発散されることになるでしょう。アングルに出ている星は、獅子座1ハウスの月と、水瓶座7ハウスの冥王星と、牡羊座10ハウスの水星のノンアスペクトの3星です。今年は自分の感情に従って生きていても、極端な人にハマりやすく、公的には弾丸トークと思えるほどよく喋ることが求められるかもしれません。まだ、何につけても即決することが求められるかもしれません。魚座9ハウスの金星と土星の重なりが、牡牛座11ハウスの木星とセクスタイルを形成しています。ここはとても真面目で優しく息の長い愛情が感じられるところです。牡牛座の天王星は21度、一番勢いの良いところです。水瓶座に冥王星が入った時点で、天王星にスイッチが入り、活発に活動を始めています。牡牛座自体は大人しめの星座で変化を好みませんが、変える時は変える星座です。変わることはないと思われていたものが変わる、それも交友関係が変わってしまう1年になるかもしれません。しかし牡牛座は所有の星座ですので、何か関係を失うようなことにはなりにくいでしょう。何か新しいものを得るという表現がぴったり来るかもしれません。1ハウスの月と7ハウスの冥王星のオポジションは、オポジションは絶えず外界に働きかけるアスペクトで、月は無意識、冥王星は無感覚の天体なので、何か知らない間に自分自身の心が一風変わった人に支配されてしまう流れが感じられなくもありません。それを意志の力が調整していく、そんな1年になるでしょう。