こんにちは。
今日は長いつぶやき。
薬膳のイベントや、薬膳スイーツの提供・レッスンをしているので、ここ数年は薬膳の人!と覚えて頂けていることが多いです。
名刺等で管理栄養士・国際薬膳調理師と書いていたり、「管理栄養士で、薬膳のレッスンしています」と言うような自己紹介しても、管理栄養士より薬膳の方に注目される事が多いです。
受け取られる印象はそれぞれだと思いますが、「元・管理栄養士で、薬膳の道へとらばーゆ!」と思われることも。
薬膳を学び始めた頃に、病院を退職したのは確かですが、現在、管理栄養士の資格を生かしていないわけではありません。
特定保健指導、食品メーカーさんでのお仕事、コラム執筆等、管理栄養士の資格があることが前提のお仕事もしています。
と言うと、管理栄養士の仕事、薬膳の仕事の二刀流(かっこよく盛りすぎ(笑)?)みたいですが…
実際はそれぞれの観点を持ち合わせながら、お仕事しています。
例1)特定保健指導(管理栄養士としてのお仕事)
対象者の方の食生活の目標「野菜を増やす」とした
→身体が冷えると言われていたから、身体を冷やすレタスに頼らないように他の食材や料理例も紹介しておこう!(薬膳の視点)
→ストレスが強いみたいなので、香りの良い柑橘類もお勧めしよう!(薬膳の視点)
例2)薬膳スイーツメニュー考案
・今回はいつもよりちょっと砂糖が多くなるから、食物繊維の多い食材もしっかり組み合わせて、少しでも血糖の上昇を緩やかに出来るようにしよう!
・人参の脂溶性ビタミンAを生かすために、オイルも加えよう!
☆薬膳の観点で組み立てたレシピに、栄養学のポイントも入れる。
このように
薬膳を学ぶ前よりも、提案や食材の選択の幅が広がりました。
他にも
・生活習慣病など疾病だけでなく、未病やお肌、不眠など、日々の不調などにもアプローチ出来る。
・薬膳の観点で見れば季節的に良い食材だけど、血液検査の結果・持病によって、これはお勧めする、しないという選択が出来る。
・薬膳での提案に栄養学的裏付けが出来る。(例1とは逆のパターン)
・栄養学での提案、薬膳での提案、どちらも出来て、アプローチのための選択肢を増やせる。
・情報源の見極めをしている。
この辺りが管理栄養士×薬膳ならではの強みだと感じています。
あとは熱い使命感があることでしょうか(笑)
まだまだ自分では気付いていない強みがあるかもしれない。
そんな期待を抱きながら、今後のキャリアを組み立てていきたいと思います。