この度、台湾にホームステイに行ってきました。


テーマは「薬膳・漢方」。


過去の記事でアップしていた通り、薬膳を勉強中です。先生のお話で、現地は「日常が薬膳」と伺っていたので、その日常を見てみたいと思い飛び立ちました。





ホストファミリーのお母さんが鍼灸の勉強をされており中医学に精通してある方という私にとって大変恵まれた環境で、薬膳レッスンをして頂きました。



これらの生薬を使ったスープの作り方を教えていただきました。

気と血を補うスープです。生薬をスープにすることで、だしのような働きをして旨みになります。いかにも薬と言うような味ではありません。


インターネットで台湾の薬膳レストランをチェックしていたのですが、そこに行かなくても食べることができて良かったです。


おうちにはたくさんの生薬があり、効能・組み合わせなど詳しく教えていただきました。


上:黄耆…補気。術後の回復期によい。

左下:紅棗…益気補血。温の食材だが、中の種を取るとさほど温ではなくなる。

右下:枸杞…肝臓・目によい。養血。


この3つと鶏肉の組み合わせで補気補血の効能があるそうです。この基本の組み合わせに、季節や体調にあった生薬を加えると良いそうです。黄耆はスープにエキスが出ているので、そのものは食べません。



上:黨參…補気。貧血改善にもよい。

下:当帰…補気。冬に身体を温めるのによい。他の漢方薬の吸収を助ける。




山薬:山芋を乾燥させたもので生薬として使われます。



西洋參…肺、器官によい。咳止め。



熟地…補血。



白芍…補血。婦人科系の病気によい。



何首烏…補血。


冷えによい組み合わせ、胃腸に優しい組み合わせ、季節に合わせた組み合わせなどたくさん教えていただき、日本の薬膳講座で学んでいたことが繋がり、大変勉強になりました。