先日、大人の社会科見学をしてきました!
福岡県糟屋郡志免町にある富士正醤油醸造元さんの醤油工場見学に参加しました。


アシスタント先でのコラム執筆で、砂糖をテーマに書かせていただき、調味料についてもっと知りたいという思いと、調味料の本質が分からないまま安易に「塩分控えましょう」など語ることは無責任かと思い、参加しました。また発酵食品について、色々パワーがあることは言われていますが、実際作っている過程を見たり、生産される方のお話を聞いたりすることで、心からお勧めできるようになりそうだと思ったんです。






しぼる前のもろみも味見させていただきました。この段階で十分美味しいです。1年半以上も熟成させられるそうです。

これで熟成されたもろみを絞ります。棒の部分をてこの原理で押さえ、木の蓋の部分が押されて、下の蛇口から絞られた醤油が出てきます。しかし、なかなか絞られないんです!棒の部分に私がぶら下がってもビクともしません。男性3人がぶら下がってもビクともしません。見学者で代わる代わる交代でぶら下がってやっと、出てきました!しかし感動の瞬間、写真に撮り損ねました…。


搾りたての醤油、原料の異なる醤油などを冷奴で味見させていただきました。(終了後の写真で失礼)また醤油麹や甘麹も試食させていただきました。とても美味しかったです。甘麹も絶品!よく言われる九州の甘い醤油→さしみ醤油も美味しかったですよ。お土産に購入しました。

お土産に乾燥米麹を頂いたので、自宅で塩麹か醤油麹か甘麹か作ります。どれにしようかな…


福岡県は実は醤油工場の数は日本一だそうです!!初めて知りました。

またこちらの醤油は品評会で全国5位という成績を収められています。

しかし社長曰く、品評会で賞をとることが目的では無く、九州の醤油を認めてもらうことが目的だそうです。その思いに心打たれました。


今まで醤油や味噌の量を減らすことが減塩だと思っていましたが、伝統的な調味料の良さをちゃんとお伝えすることも和食を守る上で大切だと思いました。深い旨味があれば、逆に減塩に繋がりますし。減塩を唱えることと和食の伝統を伝えること…相反する部分もあり難しい部分もありますが、今後の私への宿題にしたいと思います。


和の調味料への愛着がわき、とても勉強になりました。