被告さんのブログ -3ページ目

なんで訴えられたの?

原告が不法行為とするのは、大きくわけて3つあります。



1 原告のブログのコメント


2 2chに、上記炎上ブログについて立ったスレッド。


3 それらのことをまとめたライブドアwiki。




まず、1については、皆が理知的に書き込みをしていたのですが、原告は自分の非を認めないで上から見たようなレスをつけていたので、かなり批判されていました。でも、ログを見ても訴えるような内容ではなさそうです。

しかし、彼はどうやら、この記述も違法だと言うようなのです。


原告は、「逆転裁判」というゲームをプレイして「弁護士の僕には簡単だった」「誰か弁護士にもやりごたえのあるゲームを作らないかな」などとコメントしていました。

ところが、彼がプレイしたのは、違法に複製されたゲームで、しかもチュートリアルともいえる、やり方を説明するためだけに存在するお試し部分をプレイしていたことが発覚します。

ゲームと現実の違いについてマジレスしている部分も含めて、このへんの勘違いぶりを多くの人が批判していました。壇氏は最後には、自身の行為が問題であることを理解したのですが、「このようなゲームを遊ぶことが違法でないような法整備が望まれる」という発言をしています。つまり、違法ソフトでただでゲームをしたいと主張しているのです。これはさすがに開いた口がふさがりません。仮にも弁護士が、違法ソフトがプレイしたいから法整備せよとは何たることかと。



この「最後っ屁」がまた批判を呼び、ついには2chにスレッドが立ってしまいました。


2 その2chスレッドについてですが、同じくほとんど全ての書き込みが原告への批判でした。「弁護士なのにコピーしたゲームやるなんて」「子供でも解けるようにしてあるのを解いて自慢するなんて痛い」といった批判が多くありました。また、2chらしく汚い言葉で批判するものもありました。



その「汚い言葉」で罵ってある部分が、私の契約する回線から書かれたものらしいのです。

原告は、まず2chを訴えてIPアドレスを出させて、次にそのIPから分かったプロバイダを訴えて私の身元を出させたのです。次は、私を訴えるか連絡するなどして、誰が書いたのか開示せよというのが筋だと思うのですが、私には一切連絡がきません。当然、私はそういった訴訟が行われていることすら知りません。


3 まとめwikiについてですが、これは一連のまとめをしているだけの物に見えます。しかし、2chスレの>>1を自称しているし、途中から被告である私をも名乗るような書き込みをしています。

とはいえ、2chスレは日が変わればIPは変わりますし、トリップはパスワードを共有すれば複数人で演じれます。また、wikiも同じく複数人で更新することができます。


つまり彼らが「俺が犯人だ」と名乗ったところで、物的証拠はなく、状況的にも誰もが書ける状態なのです。こんなことはインターネットが何かを知っている人からすれば当然のことです。そもそも、誰でも勝手に書くことが出来て、勝手に修正することもできるインターネットの記述が、裁判の証拠として重要視されるという時点でどうかしてるのです。どうやら、裁判官はそのへんが分かってないのでしょう。


また、うちの回線から書かれたとしても、うちにきた人なら誰でも自由に書けるわけですから、契約者を無条件で訴えるのはどうかと思うわけです。

たとえるなら、親が契約した電話を子供や客が使って脅迫電話などをしたようなものです。いきなり契約者が訴えられたりするはずがないと普通の人なら思うでしょう。でも、原告は、私の身元が判明したら、何一つ連絡をよこさずに訴えたのです。あまりに不自然です。不自然なことは他にもあるので、それは別の項でまとめましょう。




よく考えてみましょう。

上記の1と2と3。全て同一人物によるものだと原告は主張します。ところが、IPが割れてるのは2のうちほんの一部だけ。1はIPは分かっているようですが、身元が分かっていません。3はIPを調べようともしていません。


IPと身元が分かってる2だけを根拠にするのならまだしも、それ以外のものも「全部こいつの仕業だ」と決め付けてしまい、裁判所もそれを認めてしまうというのは、恐ろしいことです。

もし、私を訴えるなら、他の全ての書き込みをした人をも訴えないとつじつまが合いません。でも、どうやらそういう気配はありません。


というか、全ての書き込みについて請求をしたのかもしれません。ただ、2chを訴えてIPを開示させることが出来たのはたった3つだけで、それ以外の書き込みも、wikiも、請求はしたけど却下されたのかもしれません。


プロバイダについては、当事者同士で争ってくれというかんじで開示したのでしょう。



まぁ、常識的に考えて、「俺を批判しているのは、全てこいつ一人だ」というようなことを言う人がいたとすれば、それは2ch的に言うと・・・ちょっと痛い人ですよね?


でも、それを堂々と主張する人がいて、それを認める裁判所があるのです。

私の病状。

私は昔から気管支喘息を患っています。


ここ数年はとくにひどく、ちょっとそこまで買い物に出るだけでも発作が出るほどで、非常用の吸入器が手放せない状態です。


さらに、腰や膝もいためていますし、目の手術も行っており、まともに仕事ができる状態ではありません。

前はそれでもできる事を少しずつやっていたのですが、ここ数年は全く働けない状態です。



貯金も底をつき、借金も膨らみ、家族と知人からの微々たる援助で生活してきました。

そこから医療費を捻出し、なんとか喘息だけでも治して働こうとしていた矢先でした。


突然、「仮差押え」によって前触れなく寝込みを襲われてしまいました。

裁判をしたわけでもなく、予告もなく突然知らない人が鍵をあけて部屋に乱入してくるのです。


この恐怖は筆舌に尽くしがたく、それから鍵をかけていても安心して眠れなくなってしまい、裁判所からの書類が来るたびに不安で発作が起きるようになってしまいました。目の調子もストレスからかどんどん悪くなり、今では右目はほとんど見えません。


それでも、がんばって病気を治して、生活を立て直そう。


そう思っていた矢先に、地獄に落とされてしまいました。



それでも、相手の無茶な訴訟について逆に訴えればいくらか取れるだろうと思っていました。無料相談で行った弁護士もそういってくれました。しかし、一審では敗訴してしまいました。


証拠など一つもないのに。


原告は「訴えるべき相手が誰か確認していない。する必要もない」と言いました。


でも、全て私がやったことになってしまいました。

裁判所から書類が来るたびにストレスで発作が起きて、それをおしてやっと書面を書いて提出し、また電車で1時間もかけて裁判所にも行きました。その交通費、郵送費だけでも私にとっては負担でした。そのうえ、肉体的な負担もあります。普通の人でも、裁判所に一人で行くというのは大変に負担でしょう。私はそのうえ病気であって、さらに自分で書類を書き、主張を行ってきたのです。

これは、本当に体力的にも、精神的にも負担でした。しかし、相手を確認せずに訴えたと堂々と言う相手ですから、確実に絶対に勝てると思っていました。なにしろ、私はやってないのだから、私がやった証拠が出てくるわけがないのです。


でも、一つも証拠がなくても、私がやったことになってしまいました。

IPが出てもいない書き込みまで、出てることになってしまっています。

これは裁判所が証拠を取り違えているのは明白なのです。


しかし、控訴における訴訟救助は却下されてしまいました。

相手が誰か確認していないのに、証拠を取り違えているのに。



原告一人がおかしいのではなく、司法そのものもおかしいのだという絶望。

そのことは、私の病状をさらに悪化させました。


さすがにもう、家賃を払うことができません。

今月、私は路頭に迷います。


それもすべて、原告のせいだと、私は思っています。

これが名誉毀損だというなら、どうぞまた訴えてください。

しかし、私があなたに支払えるものは、どこにもありません。

私は、私から全てを奪った原告を一生許しません。


でも、彼を訴える力は、私にはありません。

もう、郵便を受け取る場所もなくなるのですから。

あらすじ

ある日、私が寝込んでいると、ドアが突然開きました。


「○○さーん!!裁判所です!」

そして、ずかずかと室内に大人が数名入ってきました。


突然のことでびっくりしましたが、原告が、自分をネット上で叩いた人物が私だと断定して、仮差押申請をして、それが認められたから執行にきたとのことでした。


原告が叩かれたことについてはこのページ を見ると、そのあらすじが書いてあります。

そのページは私が書いてるように見えますが、そうではありません。

(しかし、後に裁判では、証拠もなく私が書いたのだと断定されてしまいましたが)


私は一連のことは、そのページや知人との会話である程度は知っていました。

しかし、自分が訴えられていたことは知りませんでした。


寝込みを襲われるかのように突然家に他人が押し込んできて、差し押さえだといって室内を物色します。


こんな体験をしたことがある人はそうはいないでしょう。

まさか、鍵を勝手に開けられるとは思ってないので、相当の衝撃です。

密室ならば誰も来ないと思ってるから、熟睡できるのです。

単に起こされたという以上の衝撃がそこにあります。


私は、その場にいた人物に、これは何事か、裁判なんかしてないのになぜ差し押さえなのか、私が犯人かどうかもわからないのにと質問しました。しかし、裁判はこれからで、これは仮で、裁判所の許可があるから来ているのだと説明されました。

逆らっても意味はないと思って言うことは聞きました。しかし、差し押さえられるものは一つもありませんでした。


あとで無料相談で弁護士にきいたところによれば、これは仮差押えといって、ある程度の証拠をもって申請すればたいした証拠調べもしないで通るのだそうです。しかし、動産執行(不動産じゃないもの)をしても、普通は持っていけるような贅沢品などないから、不発に終わるのは当たり前とのことです。

つまり、明らかな嫌がらせだろう、これは誰がみても明白だといいます。相手は相当悪質だね、と言われました。

だって、裁判に勝ってからやっても遅くはないのですから。

もちろん、誰でも簡単に起こせては困るので、ある程度の(この場合は20万)の担保を供託しなければなりません。これは不必要なものだったときにそのまま賠償金として使われたりする・・・らしいです。



そして、その「証拠」ですが、どうやらうちの回線から2chに書き込まれたものが3つだけあったそうです。

私は書き込んだ記憶がないので、うちに遊びにきたうちの誰かが遊びで書いたのだろうと思います。でも、そのスレッドというのは、原告が違法コピーされたソフトを遊んだことを高らかに自慢してるブログを書いていて、それが祭りになったことについてのスレッドで、別に原告を誹謗中傷しているわけではないのです。


誹謗中傷というのは、ありもしないことを書き連ねたり、本当のことでも他人に知られたらまずいことをばらすことを言うのですが、原告は自分で違法コピーされたゲームをプレイしたと宣言したのですから、それがおかしいという批判が名誉毀損になることは、通常はありえないはずです。



さて、ともかく私はそのIP情報を元に訴えられてしまいました。

そして、裁判をする前に、成功するわけのない動産執行を受けました。

寝込みを襲われました。


そのせいで、未だに落ち着いて寝ることが出来なくなりました。