どこが名誉毀損なの?
誰がやったかについては、誰がどこからみても、私がやったとは思えないであろうことは理解していただけたと思います。
じゃあ、誰がやったのか?
そんなことは、私は感知しません。この裁判は、誰がやったのかではなく、私がやったのかどうかを争うのですから。
私は、裁判所の命令以外で、真犯人を開示する義務はありませんし、そもそも私は真犯人を知りません。ネットで知り合った知人が数人遊びにきているし、これらの事実を知っている人は何十人といます。
彼らの中の誰かがやったのは明白ですが、私は別に彼らを恨んでもいないし、探し出そうともしません。
ようは、私がやったならその証拠を持ってきてほしい。でも、原告にそれはできません。なぜなら、私はやってないからです。簡単なことですよね。
さて、名誉毀損にあたる部分はどこなのか。
これについては、原告は訴状では一切明らかにしませんでした。答弁書、準備書面で応酬したことでも、ほとんど証明することはありませんでした。そもそも、原告は名誉毀損の成立要件を理解してない風でありました。
自分が批判されたらそれで名誉毀損だといいたげな勢いで、私はそれは、批評にあたるので、新たな事実を私が書いたわけではないので、名誉毀損にはならないのだと再三指摘しました。
そうすると、原告は「あとは裁判官が判断すること」といって、証明をあきらめてしまいました。
誰がやったかもわからない、名誉毀損かもわからない。これでどうやって裁判に勝とうというのでしょうか。
さすがにそれではまずいと思ったのでしょう、弁護団が出来たあたりで新たな主張がでました。
2chの書き込みを指して、「○○(原告)を犯罪者だというのか」という別人の問いに対して、>>1を名乗る人物は「いや、○○(原告)が犯罪者だと言うつもりはない」と返答していました。(私が書いたことになっています)
「犯罪者だというつもりはない」
こうはっきり書いてあるのに、原告の主張は、これが「犯罪者だと喧伝するもので、違法だ」「私は犯罪者などではない」というのです。
えええええええええええええ
犯罪者じゃ 「「ない」」って書いてあるよ?!
ついにおかしくなったのか、本当にそう思うでしょう?私もそう思いました。
これ、ふざけてるんですか?とつい私は言ってしまいました。裁判官も苦笑いしていたように思えます。
でも、やっぱり、私が負けるような出来レースだったのでしょう。
こういうことがあっても、別にこの狂った主張は判決理由には盛り込まれることはありません。
そうです。判決では、どこが名誉毀損に当たるのかという部分、論点において、全て裁判官のオリジナルなのですから。
だって、原告は自分で証明することを断念しているし、弁護団がいうには、「犯罪者だというつもりはない」という記述が、犯罪者だと決め付けてるのだというだけです。
この狂った主張から、理由をでっちあげる裁判官の苦労が偲ばれます。なんか「原告を馬鹿にするために作られたホームページだから」みたいなことが書いてありました。あまりに斬新でよくわかりません。事実の摘示がなく、引用・批評の体裁をとっていても、「バカにしてるから」だめなんだというのです。
これは、本当にひどい判決文です。そんなに、大弁護団が素人に負けてはいけないのでしょうか。
世の中では、光市の事件の弁護団のように、人の道を外れた弁護をする弁護士がいます。
でも、あれはあれで一つの道だと思います。圧倒的不利の状態から弁護に成功したら、弁護士の腕があるということになるでしょう。
でも、人としてはどうでしょうか?
母だと思ったとか、生き返ると思って犯したとか、人の心があれば主張できないことでしょう。
あの元少年が反省もしない鬼畜であることは、手紙などから明らかです。
そんな人を弁護するなんて、その内容も問題ですが、人としては批判されるべきでしょう。
今回はどうでしょうか?
かわいい後輩のために名前を貸した人もいたでしょう。無理を承知でストーリーをでっち上げた人もいたでしょう。わざわざ大阪から弁論にきた人もいました。
でも、明らかに言いがかり、証拠なし、順番がおかしい。素人いじめ。
でも、十数人もの弁護団を組んで、「犯罪者とはいうつもりはない」が「犯罪者だといっている」なんていう意味不明の主張をするんです。
そして、そんな失態はスルーして、ご丁寧に主張してもいないことを理由にして判決文を書いてくれる裁判官。
素晴らしいとしか言いようがありませんね。
でも、実際にこの法治国家で行われてることなんです。
決定的証拠?
もう一つ、証拠らしきものがあります。
それは、プロバイダが私の身元を出せと原告に訴えられたときに、プロバイダが私に郵送で身元を開示していいか意見を求めたときのことです。
それは、書留で数回、普通郵便で1回だそうです。書留は受け取られずに返送され、普通郵便で送ったものだけが返答されたとのことです。
どれも私は存在を知りませんでした。しかし、まとめwikiには意見照会がきたので、反対しておくと書いてあります。
どうやら、その当時うちに来ていた人物が勝手に返事を出したようですね。
書留に関しては、私がいない間に配達されたようで、その配達票を盗んでも私の身分証がなければ受け取ることはできないでしょう。と考えると、普通郵便を何者かが盗んで書いたというのは、ありえる話です。
そして、その返答の内容なのですが…
要旨は
・開示せねばならないほどの内容ではない(名誉毀損ではない)
・身元開示などしなくても、自分はメルアドを公開している
つまり、名誉毀損に当たらないし、連絡を取ろうと思えばいつでもとれるのに、訴訟を起こす必要がないという返答がしてあったようだ。これはある意味正論で、wikiにはメールアドレスが公開されているのだから、そこにメールをすれば身元開示を求める必要性はないという。
これを、wikiの作者(もしくはその共同管理者)が返答したのであれば、つじつまは合う。もし他人がしたのであっても、「wikiのアドレスにメールすればいいじゃん」という助言にも受け取れる。
そう、なぜ原告はwikiの作者に連絡を取ろうとしなかったのだろうか。彼は「身元開示にも話し合いにも応じる用意はある」と宣言しているのだから、連絡をすれば裁判など起こす必要はなかったのに・・・。これでは、「裁判を起こすことそのもの」が目的だといわれても仕方がない。
さて、話を戻します。
しかし、この根拠には問題がある。
・その返答をwiki作者が書いたかどうかというのは、あくまで推測である。
・公開されているアドレスというのが、wikiに記載されているものを指しているかどうかもわからない。
・そして、それを書いたのが私かどうかもわからない
・そして、それは訴えた時点では明らかではなかった(あとからプロバイダに開示請求した)
原告が最大の(唯一の)証拠として息を撒くこの「返答」ですが、訴えた時点ではこれがないのに決め付けていたことの不思議さもさることながら、その存在をしても何一つ具体的な事柄を示していない。
確かに私の名は書いてある。字も私に負けないくらいへたくそだ。
でも、私はほとんど字を書くことが出来ない。右手の指の腱を切ったことがあるので、思うように動かないのです。でも、長年の馴れでちょっとはかけるけど。こんなに長い文章を書くのは無理。キーボードとプリンタがなければ私は文章を書けません。
あと、私は破滅的に漢字を知りません。名誉毀損なんて漢字書けません。「名誉き損」って書いてあるけど、名以外は書けません。
見ながらでも相当難しいと思います。
どちらにしろ、筆跡鑑定もなにもせずに「筆跡も似ている」と原告は主張し、裁判所も認めてしまいました。
裁判所って、証拠がなくても決め付けることができるのですね。筆跡鑑定をしたのならまだしもですが・・・。
ここまでで、私が犯人である根拠は・・・
・回線契約者であること
・主張が似てること(参考にしてるから当たり前)
・本人しか知りえないことが書いてある(人に教えてるから不思議ではない)
・彼らが自分で本人だと主張している(じゃあ、違うといったら認めるのか?)
・プロバイダへの「返答」で、wikiのことを指していると思える記述があり、それはwikiの作者が自分だという告白で、かつそれは被告によるものである(推測3段活用)
このうち、事実なのは一番上の回線契約者であるということだけ。あとは全部推測で、しかも実証すらされていない。推測をいくら重ねてもそれは証拠にはならない。なぜなら、一つ目の推測を修飾する次の推測を考え付けばいいからだ。それら同士が説得力を持ったとしても、最初の一つ目が推測なら、それにつじつまのあうストーリーを考えるのは簡単なのです。
つまり、最初に「ドラえもんはいる」という嘘をついてしまうと、そのドラえもんがたくさん道具をだして、面白いストーリーが構築されていきます。それらはとても面白くてドラえもんが出しそうなものばかりですが、最初の「ドラえもんがいる」というのが事実ではないので、ドラえもんというお話は作り話だということになります。
しかし、実在の人物がモデルなら、それは全くの作り話ではなくなります。
これは、うそつきのジレンマにも似ています。最初に嘘をつくと、その嘘を隠すためにさらに嘘をついてしまい、最初の嘘が小さいものでも、次第に大きな嘘をついてしまうというものです。
最初に推測ありき、その推測を推測で修飾しつづけていくと、全てが作り話になってしまうわけです。
これは人を騙すには最適なのですが、およそ司法を操るものがそんな策を弄してはどうかと思いますし、裁判所がそれを見抜けないというのもおかしなものです。
さすがに、私はそこまで裁判官はバカじゃないと思っていました。そういった詭弁を見抜いてこそプロの裁判官、仲裁者であると思います。
そもそも、疑わしきは罰せず、確固たる証拠がなければ、もし怪しくてたまらなくても責任を負わせてはいけないというのは、法の鉄則であったはずです。
そして、原告は相手が誰なのかを確認していない。wikiのIPすらとっていない。あまりに不自然です。
なぜ、どうして、確実に自分を叩いた人間を割り出そうとしないのか。そのための行動を、すんでのところでやめてしまうのか?
次は、裁判所と原告の「なぜ」についてまとめます。
原告の論理展開
原告は前項の1、2、3が同一人物であるのは明白だといいます。
理由はいくつかあります。
・文章と主張が似ている
そういわれても、抽象的過ぎます。片方が片方を参照して同意して主張しているのだから、似ていて当たり前なのですが。
・彼ら自身が、同一人物だといっているから
では、彼ら自身が違うといったら違うと認めるのだろうか。都合のいいことだけ相手の意見でも採用してしまうのは、ちょっと・・・。
・他人が同一人物を装う必要性がない
2chには「釣り」という文化があって、他人が見れば「なぜそこまで手間をかけて人を引っ掛けるんだろう、一円も得しないのに」と思えるほどの手間をかけてまで人を騙す人がいるということを知らないのだろうか。
まぁ、これら三者(ほんとはもっと?)を同一人物だと思ってもらっても、それだけならかまわないのだけど、それが被告である「私」とも同一人物だと決め付けてもらっては困ります。それには、確固たる根拠と証拠が必要です。
理由は、自宅から書き込まれていることと、私に家族がいないこと、さらに(答弁書での)主張が似ていること。
似ているのは、私はまとめwikiを見て原告を批判する側に同情する意見を持っていますから、似ていて当然です。そのうえで何も調べずに私を訴えて、さらには仮差押えまでやるくらいの人だというので、その人間性をも考えて、これは批判されるべき人間だと確信しているからです。
そもそも、私は答弁書を書くまではどういう意見を持っているのか分からないのですから、訴える前から私の意見が彼らと同じかどうかなどわかるわけがないのです。
そう、原告の言うことは、すべてが後付けの理由で、しかもそのすべてが推測に過ぎないのです。