閲覧ありがとうございます、
自然なくらし研究所の湯木です。
前回は、PC(パソコン)を選ぶときに、
化学物質削減の観点から
製品情報をチェックするポイントについて
紹介しました。
本日は、水曜回の続きです。
水道水には、法で定められた値以上に
残留塩素が含まれるので、浄水器の使用を
お勧めしました。
井戸や河川から汲み上げた水については、
個人の責任で塩素を入れないとしても、
微生物や細菌対策としての浄水器の使用が有効になるのでしたね。
塩素は、飲めば口腔や喉の痛み、下痢、腹痛、
嘔吐がみられるなど、有害な化学物質です。
フミン質が残留塩素と結合すれば、
有害な化合物のトリハロメタンとなります。
トリハロメタンは、三つのハロゲンが
メタン(CH4)の水素原子(H)と
置き換わった状態です。
ハロゲンは、
周期表の17族に属する物質のことですから
塩素(Cl)だけでなく、臭素(Br)や
フッ素(F)など、ほかにもあります。
臭素は、殺菌剤ですから、
塩素の代替と思っていいでしょう。
フッ素は、常温では気体であり、自然界では
不安定な物質なため、化合物として存在します。
添加されるのも、フッ化物です。
日本では、
歯科などでフッ素の塗布を推奨したり、
水道水へ添加を推奨する意見が多くきかれたり、
虫歯予防効果が吹聴されています。
しかし、
諸外国ではフッ素の毒性について議論され、
フッ素洗口を規制し、水道水への添加も減少の方向です。
斑状歯が増加、骨の発育異常や骨折率の増加、
ダウン症、がん、老人性痴呆などの関連を指摘した論文の発表もされているからです。
フッ素はそれ自体の人体への影響だけでなく、
トリハロメタンとなり得るリスクからも、
水道水への添加は避けられるべきでしょう。
.....次週に続きます。
次回は、化学物質削減の観点から
マイクロプラスチックについてのお話です。
先月の記事では、求人情報について募集しました。
ご興味のある方はどうぞ、ご連絡のほど
よろしくお願いいたします。