いろいろな発達障害を持つ子どもの親としての大きな課題の一つに、自分の子どもがどうしたら学校でうまくやっていけるか、どういう学校が子どもにあっているのか、そしてどうやったら子どもの必要なサポートを学校から受ける事ができるのか、という子どもの教育に関する事柄が挙げられるかと思います。

 

私が今、というかLがプリスクールを始めた今年の秋頃からの一番の関心事と悩みがそれでした。

アメリカはそれぞれの州によって学校の始まる日、終わる日が若干異なりますが、私の住んでいる州では大体8月の最後の週か9月の最初の週に新しい学年が始まり、5月の最後の週か6月の最初の週まで続きます。

そして約3ヶ月の長い夏休みになるわけです。

 

Lは残り約3ヶ月のプリスクールを終えた後、来年は幼稚園です。

アメリカではこの幼稚園は地元の小学校の一番最初の学年、日本でいう一年生、という扱いに等しいと考えて頂ければいいと思います。

私の心配事は、今Lが通っているプリスクールは、クラスも少人数で、先生からのサポートもほぼマンツーマンで受けているような感じで、学校全体でも小規模な所なんですが、これが来年地元の小学校の幼稚園クラスに行くとなると、クラスの人数もほぼ倍になり、学校自体の規模も比べ物にならないくらい大きくなりますし、学校全体での避難訓練、集会等も結構頻繁にすることになりますが、そんな中でLはどうやって学校生活を送っていけるんだろうか、という事でした。

 

私の上の子どもたち2人はこの地元の学校に通っていて、私も過去にこの学校でボランティアで幼稚園のクラスに参加して手伝ったりしていたので、学校でLがどんな事をすることになるのかという大体の想像はつきます。

 

そんな中で私が思ったことは、いや、Lがこの学校に来年通うことは想像できない!というかそれがLにとって最善の道だとは思えない!ということでした。

 

そしてそんな思いから、地元の学校に行く以外に他の選択肢はないのか、あるとしたらどんな選択肢があるのだろう、という事から色々私なりに調べ始めたのです。

 

そして、今日の時点で私が考えているLの来年の学校としての選択肢は以下の3つです。この選択肢に絞るまでにもたくさんの時間がかかりましたしいろんな人に話を聞きましたし、いっぱい自分で凄く調べました!

 

 

1. 今のプリスクールをまた来年繰り返す。

この選択肢は、今のLのプリスクールの先生たちがもの凄く理解のある人たちで、私的にもこの先生たちととてもいい関係が築けていると思いますし、何よりLが最近ようやくクラスでリラックスして他のクラスメートや先生とも交流できる様になったというのがとても大きいです。先生曰く、プリスクールを繰り返すという前例を認めたことはないけども、Lを見ていると、そうする事が彼にとってプラスになる要素が大きいのではないかと思うので、もしLがまた来年このクラスを繰り返したいというのであれば、歓迎します、とのことでした。何て柔軟で理解のある先生なんでしょう!とっても感謝です!

 

2. オンラインスクール

この選択肢は、Lは何でもスクリーンを使うものが好きで興味を示す、という理由からです。映像で見て学ぶというやり方の方が、紙やペンを使ったりする従来のやり方よりも断然よく学びます。そして、この選択肢の一番の利点は、自分の安全だと思える環境で好きな時間に自分のペースで学べる、ということです。Lは大きな音が苦手だったり、あまりたくさんの人がいると色々な刺激があり過ぎてそれがストレスになったり恐怖を感じたりしてしまうんですよね。学校で安全だと思えないと学ぶも何もないですよね。

 

3. ホームスクール

これは日本では法律で認められていない選択肢だと私は勝手に思っているのですがどうなんでしょう。アメリカにはこのホームスクールという選択肢が学校の選択肢の一つとして認められています。簡単にいうと、自分の家で自分のペースで親が選んだカリキュラムを使って勉強する、というものです。パンデミック以降、このホームスクールを選択する家族が大幅に増えたと聞きます。このホームスクールを選択して実行するにはきちんと州ごとに定められた法律に従う必要がありますが、それに沿っていれば親が教員免許を持っている必要もないですし、かなり自由にいろんな事を決めて学ぶ事ができます。私が調べた限りでは、発達障害の子どもを持つ家族の大半は、初めは公立学校や私立学校に通うことを選び、でもその学校のシステムの中で彼ららしく学んでいくことが難しく、結局はホームスクールに落ち着いた、という家族がとても多いです。

 

 

長くなってしまいましたが、以上の3つが今の段階で私が考えているLの来年の幼稚園への選択肢です。

まだ最終決定をしなければいけない時期ではないので、これからのLの成長ぶりを見ながら、その時が来たら頑張って結論を出したいと思います!