『「超」怖い話 Θ(シータ)』
平山夢明
(2006.08.04/竹書房)
われわれ日本人の意識の中で、4ほど怪談に相応しい不気味な数字は
他にないだろう。4は「死」に、ひいては「死者」に繋がるからである。
またこれは毎度のことであるが、「超」怖い話は全42話と決まっている。
「42=死に」にかけたものであることは言うまでもない。
今回はあっらゆる意味でそんな「死」の呪がかかった、もっとも
彼岸に近い一冊となった。
現に生きるわれわえが、身を乗り出して掴んできた怪異の数々・・・・・・。
怪談ジャンキーの皆様と4の年に恥じることのない恐ろしさである。
秋が来ても寒気が引かないかもしれないが、苦情は受け付けない。
読了日:11月16日~21日