『「超」怖い話 E(イプシロン)』

平山夢明

(2006.12.15/竹書房)

 

 

その怖、ヤミキ・・・。

 

そう、病み憑きである。怖いのに読まずにはいられない、そして

読んだら最後、いつまでも忘れられない。

 

怪談病にかかってしまった者たちはまさに恐怖という甘美なウイルスにとり

憑かれている。

恐ろしいことにこの病は不治であるからして、さらに深く貪欲に

恐怖を欲してしまうのである。だがこの病、罹ってみるのも悪くない。

存外楽しい病であることには間違いないのだから・・・・・・。

 

 

読了日:11月14日~15日