『残虐記』

桐野夏生

(2004.02.25/新潮社)




誘拐。監禁。

謎の一年間。

そして、25年後の「真実」。


暗くて狭いアパートの一室。

汚れた作業着の若い男。女の子が一人━─。


失踪した作家が残した原稿。

そこには、25年前の少女誘拐・監禁事件の、

自分が被害者であったという

驚くべき事実が記してあった。

奔流のようにあふれ出した記憶。


誘拐犯と被害者だけが知る「真実」とは━─。


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(10/26~27)