『石ノ目』

乙一

(2000.07.26/集英社)




「私の姿を見てはいけない。見た時あなたは…」


ある夏休みに私は、友人とあの山に登ることにした。

私が幼い頃、あの山に一人入って消息を絶った母親の遺体を探すためだ。

山には古い言い伝えがあった。


曰く「石ノ目様にあったら、目を見てはいけない。

見ると石になってしまう」と。


そして、私たちは遭難した…。


斬新な文体で新しいホラー界を切り開く乙一の短編集。

書き下ろしを含め四編、ここに登場。


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(09/12~13)