『太陽の涙』
赤坂真理 大島 梢[画]
(2008年/岩波書店)
恋人の声に導かれ、
まだ見ぬ懐かしい場所へと降りてゆく。
南の島の眩しさと冥さ。
清冽で詩的なヴィジョン溢れる、現代の神話。
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(06/16)
Coffee Booksシリーズです。
絵が繊細で幻想的ででも、すごく怖いです。
タイトルに魅かれて借りてみました。
読解力が乏しいので、内容が難しかったです。
最初、”島”が一つの人格をもって描かれているのかと
思ってましたが
孤島の島々に生きる人間たちの不思議な儀式と
時代の流れのような・・・もの
うまくは言えないのですが。。。
「移りの儀式」
その島では子が生まれると、その子を守護する老人が決められる。
そして、13歳になると移りの儀式で初めて対面する。
「ヒヌカムイ」=核融合炉。
原発みたいなもの?
それとも、地球の中心の核のこと?
「太陽の涙」とは・・・。
光の集合体のことでしょうか。
人にも、物にも空間にも同じように光の層がまとっている。
光の集合体、真っ白い世界。
光の海に飲み込まれる感覚。
新しい大地の誕生。
う~ん自分なりにいろいろ考えながら感想をまとめてみたけど
全然的外れかもんない。。。
光と闇との違いは、なんだろう。
思考かな。
暗闇の世界では、思考するよね。
考えれば考えるだけ思考の波は浮かんでは消えていき
他人との距離感も自分の体さえもバラバラに散らばって分からなくなる。
そのうちに自分さえも分からなくなっていく・・・恐怖との闘い。
光の中では、ただ飲み込まれていく感じ。
新しい生命の誕生。音。希望。
一つになる安心感。みたいな。
感じの印象かな。。。
稚拙な感じ?