『馬男 maotoko』
桃谷方子
(2004.05.10/講談社)
愛しているからこんなに切ない。
男と女。男と男。女と女。
胸を刳る、心に滲みる、深い感動。
桃谷方子が貴方を揺さぶる五つの愛の物語。
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(05/24~26)
この作品を読んで受けた印象は、
楠本さんぽいなぁ・・・と思ったこと。
「恋兎」は、結婚して7年目の夫婦の浮気。
夫の浮気相手は、女性ではなく男性だった。
ある日、近道をしようと公園を歩いていると、
夫と若い男がキスをしている場面に出会う。
夫が同性に目覚めたきっかけも書いてあるのだけど、
自分の夫が男と浮気してたら、私は黙認するかなぁ・・・。
女だったら怒れるけど男は・・・う~ん(-"-;A
男も嫌だけど害はないかなぁっていう気もする(;´Д`)
「鹿の女」は、母の友人だと思っていた女性は、
母の恋人だと紹介され、突然一緒に住むことになる。
動揺を隠しきれないひな子は、誰にも話せずに、
苦悩する。
新しいパパができるのだと楽しみにしていたら
女性だったっていう衝撃。
小学生のひな子には理解しがたいことだったと思う。
私も嫌だもん(>_<)
女の嫉妬と男の嫉妬ってどっちが怖いんだろうね・・・。
男の場合は、男は浮気するものっていうのが分かってるから
相手が浮気しても仕方ないって思えちゃう許容範囲はあるらしい。
そー考えると女は、目の前のことでいっぱいに
なってしまいがちだから、こっちの方が危ないのかもね・・・。