『さよならのポスト』
稲葉真弓[文] スドウピウ[絵]
(2005.08.19/平凡社)
そっと だれかに 語りたい、
わかれのお話。
やるせなくて、思わず
抱きしめたくなるような物語なのに
読み終わったあと
こんなにさわやかな気持ちに
なれるのはなぜ?
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(03/30)
不思議なお話がたくさん詰まった童話です。
「星になったライオン」は、ある町の4頭の守り神のお話で
春夏秋冬、色とりどりのライオンが出てきます。
「昨日のわたし」は、ちょっとホラーぽかった。
「明日」が嫌いな女の子。
「明日なんか来なければいいのにな・・・。」
そんな気持ちを日々抱えていた少女が公園で
自分と同じように「明日が来るのが嫌い」な女の子と出会い、
毎日一緒にシーソーで遊びます。
日に日に小さくなっていく女の子。
どんどん小さくなって最後には赤ちゃんになってしまいます。
明日を拒んだせいで昨日に戻ってしまった
その女の子を見た少女は、怖くなって両親に
「明日はプールに行くからね!!」と宣言する(笑)
怖いけど可愛いお話(笑)