『ライム』

長崎夏海

(2006.11.24/雲母書房)


CLOVER


生きてくのって、

あきらめていくことなんだろうか。


揺れる十五歳の冬

女子中学生を描く成長小説


大丈夫、

私はここにいる。



父親の浮気が原因で、家族が壊れてしまった日向家。

両親のケンカ、友達との別れ、

学校生活での教師からの嫌がらせ。

家庭不和に悩む15歳の女の子・日向 舞。

昔のクラスメート、津田菜穂子と再会をし、過去と決別し、

自分の居場所を探し始める。


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(03/17)


私も同じことを、思ったことがある。


”大人になるには、何かを犠牲にしたり諦めていくこと”

なのかなって・・・。


子供のころ、両親のケンカが耐えなくて

普通の家族に憧れたりもしたし。

非行には走らなかったけど、

いつも自分の居場所を求めて時には、家出したりして・・・。

もう悩んでも仕方ないんだって諦めてたけど・・・。


”自分の家族は自分で作る”と決意し、

新しい自分”日向 舞”として人生を生きようとしてる

女の子の姿に強く魅かれた。